kensyou_jikenboのブログ

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2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

28日の佐藤弁護士の説明に関して

佐藤弁護士は論理がしっかりしていて、頭脳超明晰と云うことがダイレクトに伝わってくる。 しかも発信力があるから、この人がいて今回の事件がより注目を浴びていると云って良いだろう。 今後も検察から出てくる証拠(と称するもの?)にどんどんツッコミを…

勾留理由開示公判後の記者会見

2013/05/28 PC遠隔操作事件 4回目の勾留理由開示公判後の記者会見 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/82036 記者会見は見所満載だが、昨日の当ブログの最後に書いた 「検察はこのまま進めようとするであろうか」という点に関連する説明が、 会見の冒頭で佐…

公判前整理手続の行方

本日5月29日は検察側が公判前整理手続を今後どのように 進めるかについての意見書提出期限である。 その結果はどうなったか確認できていないが、 検察は裁判長が「異例。異常」とまで指摘したことに応えて、 「実行行為性」と「犯人性」を明らかにするのであ…

証明予定事実記載書と冒頭陳述

今月17日に検察が提出した「証明予定事実記載書」には、 もう既に分かっている事件性しか書いてなくて、 実行行為性と犯人性が書かれておらず、 弁護人のみならず裁判長まで「異例、異常」と述べるものであった。 公判前整理手続きにおける「証明予定事実…

自動遠隔操作ソフトの検討

今回の犯行の仕組みは、被害者側のPCにトロイを潜ませて、 それに犯人が自分のPCからしたらば掲示板経由で命令を送って、 被害者側PCを動作させ、したらば掲示板に返ってくる応答を見ながら、 犯行予告を別の掲示板に書き込む仕組みになっている。 これを、…

コメントへの返信Ⅳ

nak*bb*1 さん >1)片山被告のPCで見つかったといわれるトロイ(試作?)の痕跡 >2)FBIの調査によってドロップボックスで見つかったといわれる派遣先PCで作られた痕跡 上記に関する見解を述べます。 特に、「簡単に第三者が細工できるものなのかというのが…

アクセスログによる犯行立証に関して

今回の事件では、最終犯行結果は例えば2chへの犯行予告書込となる。 それを遠隔操作で実行したのが犯人。 つまり、入口が被疑者の派遣先PC、最終出口が2chや他のHPなど(被疑者が犯人の場合)。 犯行時のアクセスのデータの流れの概要を記すと以下になる(最…

コメントへの返信Ⅲ

また本文で返信させて頂きます。 >不可解なのはなぜ検察が起訴に踏み切ったのかということですね。 佐藤弁護士の云うところの「見込み起訴」のそもそもの発端は、 警察が江ノ島監視カメラ映像から容疑者特定して内偵してしていた時に、 意図的かそうでないか…

Torの通信履歴(アクセスログ)取得実験

Torは既に動かしてみていたが、以下の"ファイヤウォール”のソフトを入れて、 Torのアクセスログが取得できるか実験してみた。 「パケット警察 for Windows」 (フリーウェア) … ソフトイーサ株式会社 http://www.softether.co.jp/jp/packetpolice/ 結果として…

コメント返信Ⅱ

「nak*bb*1 」さん コメント拝見して返信させて頂きます。 (文字数オーバーになりそうなので本文に書きます) この事件に興味を持つ方はどんどん増えていると思います。 マスコミは余り報じませんが、凄い展開になってるので無理もないと思います。 逮捕直…

第一回公判前整理手続を受けての弁護団記者会見

弁護団(殆ど佐藤弁護士)の会見を見た。 ”5/22 PC遠隔操作 公判前税理手続 記者会見” http://www.youtube.com/watch?v=sh2ReNB13Cs ; 非常に中身が濃い会見であったが、自分が特に注目した点を以下に記す。 ----------------------------------------------…

C#出来るか出来ないかに関して

被疑者は「C#はそれで作成したソフトのテストは行なったことはあるが、 自分でプログラムすることは出来ない」という趣旨の証言をしている。 アクセスログ等で遠隔操作を被疑者が実行したことを証明出来れば、 C#出来るかどうかは大きな問題にならないであろ…

コメント返信

「夕刻の太陽 」さん コメント拝見しました。 (当方からもコメントしようとしたら、文字数オーバーになったので本文に書きます) マスコミと取調べの問題点について同感です。 実際その両方の問題についても書きたいことは山ほどあるのが実状です。 ただ、…

公判前整理手続きと公訴棄却の申立

本日は公判前整理手続きの第一回が行われたが、確たる証拠はやはり出なかったようである。 逆に検察は「遅ければ7月中旬まで捜査が必要なため、事件について具体的な主張をするには まだ時間がかかる」と答えるなど、よく起訴ができたと思えるような状況に…

雲取山でメモリ発見

今日は雲取山でメモリが発見されていたというニュースが飛び込んできた。 元旦に出されたメールで雲取山に埋めたことが書かれていて、犯人が嘘をついてもメリットがないので、 今回実際に雲取山に埋めていたことが明らかになっても、そう驚きはない。 (なお…

ファイアウォール

派遣先会社PCの通信ログが残る仕組みを考えてみた。 派遣プログラマを入れてソフト開発をしている会社とのことで、 以下のファイヤウォールのようなガードをインターネットアクセスに対して 掛けていることが想定される。 "ファイアウォールの基礎知識” http…

ISPの通信記録に関する資料

通信履歴に関するISPの取組について更に調べた所、以下の資料があった。 NTTPCコミュニケーションズ(法人向けISP) www.digitalforensic.jp/archives/2011/1106.pdf 「情報処理の高度化等に対処するための刑法等の一部を改正する法律.」 の実践的課題 この資…

通信履歴(ログ)の内容と保存期間

ネット犯罪では殆どがそうだが、今回の事件でも「アクセスログ」が捜査の鍵を握るのは間違いない。 2chは過去ログという形で書き込み内容まで全部保存していることが知られている。 (したらば掲示板は何をどれぐらいの期間残しているか不明) しかし、ISP(…

ハイジャック防止法適用に関して

本事件はハイジャック防止適用での起訴が行われており、 刑期が最長10年ということがよく語られる。 しかし、本当にそんな長期刑が求刑される可能性があるのかどうか考察してみた。 ハイジャック防止法(正式名称:航空機の強取等の処罰に関する法律)には …

Tor使用してみた

今回の遠隔操作による犯行の基盤技術となっている「Tor」をダウンロードして使ってみた。 (TorProjectのサイトよりダウンロード) 結論としては、専用ブラウザも同時インストールできて手間いらず。 ポートなどの設定も不要。速度も自分の環境では余り気に…

もう一つのアリバイ(元旦メール)

7月29日(日)の遠隔操作以外に、元旦午前0時18分のクイズメールも、 派遣先会社PCから出したとするには無理がある。 正月休みだし、更に被疑者は12月初めから休職中。 休職以前から会社PCに何らかのタイマーでも仕掛けてたと無理やり考えても、 その後の1月5…

時間ズレの考察

7月29日(日)のネットカフェ退店から犯行予告書込までの 約5時間のズレについて考察。 結論としては、ネットカフェからの操作で、このようなズレを 生じさせるやり方を犯人は行なっていないと思われる。 遠隔操作で命令を書き込むのは「したらば掲示板」の…

日曜日のアリバイ

7月29日(日)の犯行場所特定の続き。 この日被疑者は出勤していないものとして考察する。 (wikiより) ・7月29日(日)21時45分頃 - 大阪市公式サイトの相談窓口ページに「8月5日にヲタロードでトラックとナイフで無差別殺人をする」という内容の犯罪予告…

証明予定事実記載書面の提出期限の日

今日はパソコン(PC)遠隔操作事件の検察側の証明予定事実記載書面の提出期限。 この事件は容疑者逮捕で決着かと思いきや、非常に不可解な展開になっている。 本件の公判前整理手続きの焦点は、まず検察側が犯行場所を特定してくるか。 本事件は佐藤弁護士も指…

はじめまして

パソコン遠隔操作事件を追っていきます。