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雲取山でメモリ発見

今日は雲取山でメモリが発見されていたというニュースが飛び込んできた。
元旦に出されたメールで雲取山に埋めたことが書かれていて、犯人が嘘をついてもメリットがないので、
今回実際に雲取山に埋めていたことが明らかになっても、そう驚きはない。
(なお、犯人が送ってきた1枚目の三角点の写真は、他のブログにある写真と同一であることが云われており、
 実際詳細に見比べてみたが間違いなく同じもの。2枚目のUSBメモリが写った写真は正しかったことになる)

ただ被疑者が雲取山に埋めたとすると、行った日は被疑者談では12月1日(土)、
警察は被疑者の車がNシステムに撮られているらしく、その映像から11月末と見ているようである。
以下の江川紹子氏ブログ(2013年3月9日)によると、2月26日に行われた勾留理由開示公判で被疑者は
「前日奥多摩湖の近くまで行き、車中泊して当日早朝から登って 日帰りで下山した」と陳述している。

ただ、いずれにせよ元旦メールより1ヶ月か、それ以上前であり、そんな前に仕込んだのかという疑問が湧く。
また、元旦メールの内容が正しかったから、犯人は1月5日のメールは予定してなかった可能性が大きくなる。
そうなると、1日か2日に警察が発見できなかったことを知り、2日か3日午前までに首輪入手とSDカード貼付、
3日午後は江ノ島に行き取付前後の猫の映像を撮影、4日は神奈川新聞と首輪の撮影、その間に新たなクイズ
メールを作成し、5日に日付変わった頃にメール送信したというのが想定される大体の流れになり、
非常に立て込んでいる。
(首輪は持っていたものを使ったのかもしれないが、それ以外の行動は雲取山で発見されなかったことを
 受けたもの)

これだけ様々なことをやっていれば、色々な所で足がつく可能性が出てくる。
しかし、被疑者が犯人だとする確実な証拠はまだ出て来ていないと言っていいだろう。
明日は、公判前整理手続き第1回が行われる。どんな証拠が検察側から出てくるか。

なお、本日の雲取山メモリ発見の報道で、被疑者の行動との一致が又深まった。
しかし、前述のように明確な証拠がなかなか出てこない。
本当に不思議な事件になってきている。
特に、Torによる隠蔽が強力で警察の捜査が暗礁に乗り上げていたのに、
犯人はなぜリアルの雲取山江ノ島に出て来たのか。

大胆に考察すると、犯人心理として「もう捕まりたい」、或いは「捕まってもいい」という心理になっていたのでは
ないかということも推測される。
そういう心理になった動機としては、冤罪を被せてしまった被害者への贖罪意識、或いは自己顕示欲。
ただ、被疑者が犯人とすると、捕まることも想定に入れてリアルに出て来たのに、
逮捕されたら完全否認を続けるというのも容易には解せない話しである。
特に自己顕示欲もあったとすると、否認しては顕示できないし、C#出来ないという話も能力誇示とは矛盾する。
心理面でも不可解な点が多い事件である。