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もう一つのアリバイ(元旦メール)

7月29日(日)の遠隔操作以外に、元旦午前0時18分のクイズメールも、
派遣先会社PCから出したとするには無理がある。

正月休みだし、更に被疑者は12月初めから休職中。
休職以前から会社PCに何らかのタイマーでも仕掛けてたと無理やり考えても、
その後の1月5日のメールは元旦メールの結果を受けて出されている。
休み中の会社PCに休職中の被疑者が何かするのは無理な話。
結果的に元旦メールを会社PCから出したとは考えられない。

一方被疑者は、年越しの頃は家にいて母親と紅白歌合戦などを見ていたという。
0時18分にはすでに紅白は終わっているが、紅白終了後すぐ外出していたら母親は気づくだろう。
(母親証言は今回信頼出来るものとする)

そうなると、自宅PCかスマホから元旦メールを出したことになる。
しかし、被疑者は自宅では今はTor使ってなかったという。
また、もし自宅から元旦メールを出したとすると、PC用回線のプロバイダか、 
スマホのキャリヤに必ずアクセスログが残る。

紅白など見てたというから、その間自宅PCやスマホでは何もやってない、あるいは友達に 
メールぐらいしたかもしれないが、やってたらアクセスログで調べられる。
しかも、Torは通常使うメールやWebアクセスとは違う特有のTorエントリにアクセスするので、 
ログで見分けは付くと考えられ、Tor経由のメール出したかどうかは分析可能。

なお、メールを遅延して出したと仮定しても、使用されたのはYahooメールだが、
何年も前にグリーティング用遅延メールは廃止済。
ネットカフェでは、利用者チェンジで初期化されるので自動起動してメール出すことは不可能。
遅延でなければ、考えられるのはセキュリティの無い無線LANだが、警察は江ノ島の後、
早めにマークしてたので、前科の手口もあり自宅周辺の野良無線LANは当然すぐに調べている。
そういうものを使ったという報道なども出てきていない。

これで被疑者が犯人だとすると、元旦メールをどうやって出したか検察は立証できるだろうか。