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「ロードマップ見直し」検討

第6回専門家会議で、「地下空間底面対策と管理システム揚水機能増強」の検討案が出されたので、それに対応したロードマップの見直し検討を私的に実施。まず昨日記事でも紹介した専門家会議案の概要を地下空間図を加えて再掲。

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これらを加味して、移転開場のために今後必要となる処置項目と想定期間を以下に示し、その後ロードマップにまとめてみる。想定期間は基本的に最短になるように考えてみた。

①揚水機能増強と目標維持水位達成(4ヶ月+α)
 ・詰まり除去(5月末)
 ・改修(6月~7月)
 ・目標水位AP+1.8m達成と維持確認(~9月末~)
  →9月末でも未達なら必須機能が正常動作ではないから次段階③に進めない、
   また多雨時の確認のため、来年9月まで動作確認必要となる可能性もあり
②環境アセス(4ヶ月)…一部再アセスの規程が法令にあり、それを適用
 ・変更届出とアセス内容審議(10月)…再アセス内容検討
 ・再アセス実施(11月~2018年1月)これだけ問題になり再アセス無しは不可
③底面追加対策工事(工事実施6ヶ月)…工期短い方のコンクリート工法とする
 ・入札&評価(~1月…アセス中に並行して行なう)
 ・工事実施(2月~7月)
④農水大臣認可(2ヶ月)
 ・申請と審査(8月~9月)
⑤業界との調整(1ヶ月)
 ・移転時期等最終調整(10月)
⑥移転準備(4ヶ月)
 ・引っ越し準備作業(11月~2018年2月)
⑦移転実施
 ・2月末か5月GWか、⑥までの日程は基本的に厳しめに見てあるので5月妥当か

[市場以外の参考情報]
ラグビーW杯2019年9月20日 ~ 11月2日、東京五輪2020年7月24日~8月9日、パラ五輪同8月25日~9月6日・・・五輪はメディアセンターでビッグサイトを使用すると展示会場不足問題が生じる、小池氏は共著書で豊洲のメディアセンター使用を提言していた、又ラグビーW杯用メディアセンターにも使えるのではないか)

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結果的に、この見直しロードマップ案で大幅に短縮可能なところは、あるだろうか。
もし、余り短縮できなくて、開業が2019年になるようなスケジュールしか出ないなら、五輪メディアセンター化が現実味を帯びてくるのではないか。

もっと遅れる要素もあって、まず追加対策工事で遮蔽シート工法を採用したら、プラス14ヶ月になり2020年になってしまう。更に、ロードマップの入り口になる地下水管理システム改修は、能力増強してAP+1.8mに到達するのは何時になるか。未達なら達成まで延長となってしまう。また仮に達成が8月以降になると、梅雨時の実動作確認が出来ていないから、来年の梅雨まで待つ必要も考えられ、1年延びる可能性がある要因。

早期移転可能派は、小池氏批判以外の具体的な対応策を今後打ち出せるか。また、小池氏は早期移転派より、ずっと実態が分かっているから、豊洲ロードマップ見直しは、そこそこにして、築地推しで来ると推察。

以上