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ロードマップの遅れ確定、及び地下水位状況

5月になり、改めてロードマップを見てみると、遅れ確定が分かる。ポイントは「環境アセス」。
専門会議の報告が遅れている影響で、6月審議開始は困難

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小池知事は「ロードマップに沿って進める」と言ってきており、「総合的な判断」はアセス審議完了後の8月頃を想定と思われる。ただし、再アセス不要で審議完了の場合になる。また、6月審議開始には、遅くとも5月中に変更申請が必須。

しかし、専門家会議の審議は2ヶ月遅れと平田氏が説明しており、報告提出は早くとも6月と見られる。更に問題は変更申請の内容。報告を見てから変更案を作成し内部承認を受けて申請。一体いつごろになるか現在は不明だろう。

小池氏は、このような状況を受けて、5月中か、遅くとも6月前半までにはロードマップ遅延の説明を迫られる。しかし、前述のように変更申請時期さえ見えなくて、どのように説明するか。

加えて、肝心となる「専門家会議報告の完成度」の予想がつかない。例えば「追加対策工事」の内容や費用・工期はどこまで詰められるか。「地下水管理システムの水管理」に至っては、追記で後述するが、水位低下して目標達成どころか、上昇幅拡大。都側と専門家会議が原因究明できているかさえ不明。

他にも何故か公表されない再検査後の継続モニタリング結果や、201本モニタリングの対応方針など課題山積。このような状況を受けて、小池氏の対応を考えてみると、これまで予測してきた「アセスに関しては本格審議には持ち込まない」という見方を更に強くしている。

結果的に「移転凍結」になる。そして両論併記になることが確実な「PT報告に沿って検討」と云う可能性が高いと見る。もしくは、思い切って「築地再整備」推進の方向性を打ち出すか。いずれにせよ「早期移転は無くなった」というのが当ブログの現時点での結論。

以上
[追記]
3月~4月の地下水位状況。3月は11cm上昇だったが、4月は34cmに拡大。都側が目標達成の拠り所にしていたw唯一の1.8m以下地点も2m超えて無くなった。破綻度合いは増すばかり。

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当初からの水位グラフも示す。3月途中からの上昇傾向が見て取れ、4月上昇の大きさも見える。また4月は冬場の月に比して降水が多かった。今後梅雨や台風で水位はどうなるだろう。(各務祐史氏指摘の「漏水」可能性の検討も必要)

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追記以上