本来の建て方に関して
コメントでやり取りさせていただいている中で、現状空間についての話が多く出る。確かにそれは重要だが、それだけでなく当方の基本的見方として「現状空間にとらわれ過ぎず根本的検討をしてみることが必要ではないか」という思いが以前からある。それを以下の3つの場合として示してみる。
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(1)(仮定として)全面盛土済みの状態から建てる場合の最適(適切)な掘り込み深さは?・・・但しAP+2mまでなので最大4.5m、砕石層上面までだと4m
→仮に建物の具体的設計開始前に土壌対策が実視されていれば、第18回技術者会議資料の図のように全面盛土となっていた。この状態から建てる場合の掘り込み深さはどれ位が最適か?(「最適」だけでなく幅があるような場合は、どれ位が「適切」か?…以下同様)また、それに合わせた基礎構造はどのような構成になるか?(コメントで書いて頂いたように、堀込を深くすれば費用がかかるので適切な堀込み量やそれに合わせた構造は?という趣旨)
(2)AP+2.0m上に0.5mの砕石層敷設して建てる場合の最適(適切)な地下構造は?・・・但しミニ重機の使用は考えない
→「盛って掘って又埋めて」の前2つ「盛って掘って」を止めると、この状態から建てることになる。現行の建て方だが、ミニ重機の使用を考えなければどうなるか。
(3) (2)に対して、「建物下も含めた全体の盛土実施が、都庁内にも対外的にもオーソライズされている状態」という条件を加えた場合は、どうなるか?
→これが実際の状況だった。
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当方は建築門外漢のため、(1)(2)については建築設計の常識的発想から見た最適、或いは適切な解を導出することが困難であり、建築専門家のご検討をいただければと思っている。またPTでも、このような基本段階から検証していただきたいが、どうなるか。
(3)に関しては一般常識や仕事経験から判断できる。技術会議や専門家会議にかけずに「盛土なし」に変更し、都庁内部にさえ変更をオーソライズしないで進めてしまうことなど絶対に有り得ない。先日コメントにも書いたが、当方なら盛土1~2mぐらいでの案を作成し、技術会議や専門家会議にかける。盛土全く無しでは、提言無視になるため避けると思う。盛土1~2m案が拒否されたら、次の案を何か考えることになる。(なお、当方見解は「盛土不可能」の方が先にくるので、それを説明して盛土を止めさせるが、その話は置いておく)
実際の都側がやったことは、「世紀の誤判断」レベル。
以上
[追記]