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盛土無しのキーマン特定?

予定を変更してスクープ(と当方には思える内容)を掲載。
以下のモーニングショーにおける長谷川猛氏発言がポイント。

----長谷川氏発言 抜粋開始----
この会議(第8回9回技術会議と思われる)の前ぐらいから事務局と会議の前の資料の打ち合わせの時、若いかたから「実は今度の豊洲市場、配管なんかを入れるために、高床式の構造にするんですよという話があって、どうですか?と言うから、そんなのはとても無理だし、市場の機能というのを考えたら具合が悪いから、配管だけは地下に収めたほうがいいよ。
収める場合は盛土の話があったら、ちゃんと盛土に代替するような措置を作って、例えば技術会議に提案して、それで良しとなったら専門家会議にあげればいいんじゃないのという話をしたことはあります。

ただその後ですね、その担当の部長さんが、2回ばかり地下空間の話、駐車場にしたりするとか、資料もなくて延々としゃべってるんで、やんなっちゃいまして、一度多分口論したことがあって、そういうことを言うんだったら、ちゃんと資料を作って盛土が無くなるんだから、こうしたらいいんじゃないか*、と今から思うと何か口喧嘩をした覚えがあるんで思い出します。
(*:若い人に言ったのと同じく「まず案を作るべき」という趣旨と思われる)
----抜粋終了----

[上記要約]
(1)技術会議で地下空間の話が出る前に、都側の若い人から高床式の話があった
(2)若い人に「配管は地下収納が良い」とアドバイスした
(3)その場合は、「盛土を代替できるような措置案を作って、技術会議や専門家会議に提案すれば良い」という話もした
(4)その後担当の部長が地下空間の話を熱心にした

[考察]
以上からすると、この「担当の部長」(やその周辺)が、盛土無しが出てきた際のキーマンではないか。時期としては第8回9回技術会議が2008年12月だったから、その前になる。

部長が、何故か地下空間利用に熱心で、駐車場やミニユンボ作業空間を若い人などに検討させたのではないか。ただし、駐車場は断念せざるを得なかったが、ミニユンボ作業空間は翌年2009年1月の検討図面があり、2月の報告書にも都側は入れさせようとしていた。

結果的には、その目論見もダメだったが、同作業空間の話は消えずに残っていたことが推測される。そして2年後2011年初めごろの業者との打ち合わせにも、同じ図面が使われたという話がある。これが最終的に現在の設計に繋がったと思われる。

当該部長の名前は分からないが、長谷川氏に聞けば手がかりが得られるし、都側の資料を当たればすぐに特定可能。そのうえで、「何故地下空間を優先し、提言に反して盛土無しにすることを考えたか?」などを聞けば経緯は明らかになってくる。以前から第8回9回会議の前に注目してきたが、予測にも合致する。

ただし、その後部署異動などで担当が変わったりしている可能性は有る。最終的な盛土なしの決定に関わっていたかどうかは定かではない。それでも追跡で重要なスタート段階での検討状況が分かる可能性が出てくる。モーニングショーも、ここで止めないで更に突っ込んでくれれば良いのだが(苦笑)
なお、2008年後半時点で高床式の話が出ていたことも重要な情報になると思われる。

以上
[追記]
専門家会議初会合のyoutubeを飛ばしながら見た。平田座長は「なるべく早く結論を出したい」という意向を示していたが、「丁寧に検討を進める姿勢」の方を強く感じた。小池氏が決断予定の来年1月までに結論が出るのは難しいのではないか。

また、8月の基準超えに続いて、鉛で指針値超えが出たことも影響が大きいだろう。例えば地下空間密閉する対策の可能性が出てくる。もし工事する場合に、どれぐらいの工期掛かるかは現在不明。しかし、どのような対策になるにせよ、少なくとも現状全肯定派のF井氏などが如何に頑張っても無対策は難しくなったと思われる。
前述の会議を慎重に進める姿勢も併せれば、延期期間が長期化することは、もはや避けられないだろう。7月になると都議選も有るし、今後どう展開するか。

追記以上