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絶対に隠蔽したい何かがある?

(二本目記事)
少し前の話になるが週刊現代6月7日号に、5月20日朝再収監直前の片山氏に佐藤氏事務所で2時間の独占インタビューを行った記事が出ていた。抜粋をご紹介する。
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”PC遠隔操作事件の顛末「真犯人」片山祐輔が収監直前本誌に語ったこと”
「・・・京王線の駅のホームの下に隠れて、次の電車が来たら飛び込もうと考えていた。
でも足が動かなくて・・・・・佐藤先生に電話しました」
そう言って、片山被告はバッグから留め金の外れたベルト2本とちぎれたネクタイを取り出した。
自分は死ぬほど思いつめた、かわいそうな人間なんだと同情を引くかのように-------。
死ぬのを思いとどまった理由を問うと、片山被告はこう答えた。
「死ぬのが怖くなったのかなと思います。でもやっぱり死んだ方がよかったのかな・・・・・。
母に合わせる顔が無いです。」
このインタビューの時点で片山被告は母親と連絡を取っていなかった。
それを聞いて、佐藤氏が母親に連絡を取ろうとすると、憔悴したようすだった片山被告が一瞬、声を荒らげた。
「待って!僕が結局、全部の事件の犯人でしたと言うべきか・・・・・」
この発言には、唖然とせざるを得なかった。
片山被告は赤の他人を無実の罪に陥れ、彼を弁護、支援してきた人々を騙し、裏切ってきたのだ。
それがこの期に及んで一番の関心事が「母親に知られたくない」ということなのか。
最後の最後で彼の本性を垣間見た気がした。
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この記事を書いた記者は、片山氏に厳しい見方をしているように見受ける。
だが、当方の個人的印象としては、まず片山氏が「死ぬほど思いつめた」という時間帯は有ったのではないかと思っている。それぐらいの状況だったと思う。
また、母親の事を気にするのも片山氏の心境からしたら当然と感じる。記者はやや正義感的建前論が強いかなと思える。

しかし、今となって当方が思うのは、「複数関与説」や「共犯説」が現実だった場合、そして片山氏が主犯ではなく従犯の場合は罪が軽くなるから、何故それを言わないかということ。(共犯者がいる場合、片山氏の抜けの多さなどを考えると、共犯者の方が能力が高くて主導したことが考えられるだろう)

母親や親族に大きな心配や迷惑を掛けて、片山氏も当然心苦しい。また自分も死ぬほど思いつめた。そのような状況で罪が軽くなる可能性がある真実を話さないのは、どういう理由が考えられるだろうか。
最大の親不孝をして、自分の命も掛けて、墓場まで持っていかなければならない何かがあるのか。
また、再収監から時間が経って落ち着いて考えられるはずの時期になっても、まだ虚偽証言をしているのは、その何かを隠し続けようとしているのだろうか。
片山氏以外が関与している可能性を考える上で、この解明が最大の課題と思っている。

なお、上記記事中に片山氏が咄嗟に発した言葉として以下の記述がある。
 <僕が結局、全部の事件の犯人でしたと言うべきか・・・・・>
片山氏の言ったそのままかどうかは分からないし、単独犯でも犯行が複数あると「全部の事件の犯人」と云う言い方をする場合もあるだろう。
だが、一部の事件しか絡んでいないから、「全部の事件の犯人でしたと言うべきか・・・」となったことも考えられなくはないと思うので、参考として取り上げておく。

以上