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雲取山虚偽証言からの考察整理

(二本目記事)

当方の雲取山虚偽証言から始まる推論は幾つかの段階があるので、順序立てて整理する。
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雲取山証言には「虚偽証言3点セット」などの重大な虚偽が有る…虚偽立証済みで確定事実(8月4日、25日、27日記事等)
②ヤマレコ等写真やkokohore2写真の影などから、片山氏は12月1日に埋めることは困難であり、埋めていない…12月1日以外に片山氏が雲取山に登った話は出ていないから、結果的に片山氏は雲取山USBメモリを埋めていない
③虚偽証言は「自分が埋めた」ことを説明するストーリーに沿っているが、それは虚構の創作ストーリーである…8月26日記事等で検証してほぼ間違いない
④全面自供後も虚偽証言をしているということは、再収監後の証言全体を見なおす必要が出てくる…犯行肯定方向の偽証なので、犯行を認めた尤もらしい証言や供述も見直し必要
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⑤虚偽ストーリーの創作は、「自らが雲取山も含めた本事件全部の実行者である(=単独犯)」という自白に矛盾しないようにする意図が考えられる…この理由しか今は思い浮かばない
⑤単独犯と矛盾しない虚偽ストーリーを創作ということは、真実はその逆、つまり単独で実行したのでは無いということになる…本事件には複数者の関与が考えられてくる(「複数関与説」)
⑦複数関与の場合、雲取山は「片山氏は埋めていない」、江ノ島は「片山氏が首輪を付けた」と考えるのが妥当だろう…江ノ島証言では今のところ大きな矛盾は見つかっていない
⑧遠隔操作犯行は、自供以外に片山氏実行を証明するアクセスログ等の物証はあるか?自供以外に無ければ、片山氏単独実行を証明したことにはならない…片山氏は自らが犯人であることを補強する方向で虚偽証言をしているのだから、犯人であるという自白の信頼性にも疑問が出てくる
⑨遠隔操作犯行にも他者関与があると、本事件裁判の成立にも影響してくる…犯行数や罪状が変わる可能性が出てくる
⑩複数関与の場合に片山氏以外は誰かという点は今後の検証になる。今まで明らかになっていることでは、同僚PCの1台からiesysが発見されたというような事象はあるが、それが何か関連あるかは不明…自供後に遠隔操作は乙社や自宅で行なわれたと検察側はようやく特定したが、遠隔操作実行に関する情報が少なすぎるので真偽判定は未だ困難
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整理は以上だが、今のところ当方が確実に主張できるのは④までである。後は現時点での仮説や仮定になる(「複数関与説」も仮説として考えている)。
①~④は明確な事実に基づく提起となり、法曹三者やジャーナリスト、マスコミの方々なども、「全面自供後に犯行肯定方向の『虚偽証言』が行われている」という想定外の事態を直視して、見直しを行って頂きたいと思う。
⑤~⑩については色々な疑問・意見・反論等が多々あるだろう。例えば「複数関与」は有り得ないと考える方は多いと思う。しかし、それによっても①~④を否定することは出来ないという点が重要。特に①「虚偽証言3点セット」は決して動かない。虚偽解明は必須。

ただし、①から②への推論は他の可能性も考えられるかも知れない。例えば、仮に12月1日以外に片山氏が警察に知られず雲取山に登っていたとか、12月1日に他の人が複数いても見られないように何らかのトリック的な手法を使ったなど。しかし、片山氏は全部自分がやったと自白してしまっているのだから、トリック等があるならそれも含めて正直に話せば良いだけである。

また、「複数関与説」に関しては、本事件全体から感じられる2重性(多重性)との整合性が出てくる。だが、片山氏自身でも、すぐバレる虚偽証言もするが、検察側と弁護側を一発で仲裁する能力も発揮するなど多重性が感じられる言動が有り、単独実行でも説明がつくのかも知れない
結局は動かしようのない明白かつ根本的な①「虚偽証言3点セット」解明が先決であり急務ということになるだろう。当方もこれを中心に訴求していきたいと思う。

以上
[追記]
既報のように神保氏、江川氏に連絡してみたが、まだ時間も余り経ってないこともあり、特に進展はない。
神保氏は週明けにビデオニュースの問合せ欄を見て頂けるかも知れない。江川氏には殆ど使ったことがないTwitterで送ったので、メールと違ってどのように届くのかもよく分からない。
ずっと本事件を見て来られて第14回公判も傍聴されていたお二人が、繰り返し紹介している以下写真での明確な片山氏証言を思い出して報道していただけるとありがたいのだが。

イメージ 1

弁護団の方は、被告の事情とも絡むだろうから動きにくいかも知れない。検察は身柄を確保しているから、虚偽証言に関して再聴取することもすぐ出来るだろうが、官庁としては一般人が提起してもそう簡単には取り上げて貰えないだろう。裁判所も同様の傾向と推察される。
それでも大きく報道されて世間の関心も集めた事件で、法廷において明白な虚偽があり、裁判全体に影響を及ぼすかも知れない事態が、日本社会の中でどのように伝わるのか、或いは無視されたまま裁判が進むということが有りえるのか。

また傍聴という制度は、裁判を公開して一般人が見聞き出来るようにしているが、そこで大きな問題を発見してしまったらどうなるのか。しかも、法曹三者、傍聴していたマスコミ、ジャーナリストまでも全部スルーしてしまっている状況。
今後どのようになって行くかは、一つの社会実験になりそうにも思う。

追記以上