kensyou_jikenboのブログ

yahoo!ブログの同名ブログを移行しました

「擁壁の向き」の変遷

Twitterに載せた設計各段階で「擁壁の向き」が変遷している経過のまとめ。
まずは一般的参考として、「擁壁構造図集」から「L字型」と「逆L字型」の例(豊洲擁壁高さ約4m)。

イメージ 1

逆L字型は「切土用」となっている。ただし、擁壁の形式は他にも「T型」など色々あるので豊洲の実際がどうなっているかは詳細未把握。

続いて以下が豊洲設計における各段階での「擁壁の向き」変遷まとめ。(当方建築門外漢のため、これら変遷にどのような意味があるのかは不明ですが、変遷が見つかったので参考としてまとめてみた次第)

①基本設計
基本設計成果物(2011年6月)の図面では、水産仲卸&水産卸棟に「逆L字型」擁壁らしきもの有り。

イメージ 2

②実施設計
実施設計成果物(2013年2月)の図面では、擁壁は各棟とも「逆L字型」。実施設計の後に「L字型」に変えたことになる。
イメージ 3

③市場HP掲載資料
中央卸売市場HP図面(2015年12月版)では、「L字型」と「逆L字型」の擁壁が混在。どういう設計思想なのか? 是非日建さんに説明して頂きたいところ。

イメージ 4

④PT資料
第2回PT資料日建設計提出)ではL型の図あり。実際の最終図面では全部の擁壁が「L字型」か?或いは混在なのか?
イメージ 5

以上