kensyou_jikenboのブログ

yahoo!ブログの同名ブログを移行しました

雲取山登山経過

雲取山の件は片山氏からもっと詳細なタイムラインが語られて、それが辻褄合えばすぐ終わる話なのだが、なかなか整理して語られないので疑問が残ってしまう。それでまだ検討してみた。
資料として保釈後の3月14日ニコニコ生放送「イッシン山口&成瀬久美の何でも聞いちゃうぞ」における片山氏発言をご紹介。
< 前日11月30日奥多摩湖の湖畔にある駐車場で車中泊しまして、12月1日に車で登山口に移動して、朝6時頃登り始めました。
途中の七ツ石山の山頂を通過して、ちょっと下って又登るというルートを取りまして、昼前ぐらいに雲取山山頂に到着しました。
山頂では最低でも3人ぐらい、多い時では6~7人ぐらいになってまして、一人きりになったことが一度も無いんです。
つまり、滞在していた30~40分の間に一人になったことは無くて、あの状況で埋めるのは絶対無理だった。
地面が凍結していたとかいないとか、実際どっちだかわからないですけど、いずれにしても山頂は多くのひとが訪れて踏み固められた形になってて、ぺったんこな感じだったので、少なくともそこらで拾った棒きれとか、石とかで掘ることは無理だっただろうなと思います。
もちろん私がスコップのようなものを持って登ったという事実はない。>

よく知られている話も多いが、当方が今回注目したのは以下の登り始めの部分。山頂での様子の証言は実際には埋めているから嘘があるが、登り始めは真実でもおかしくない。
奥多摩湖の湖畔にある駐車場で車中泊し、翌朝車で登山口に移動し、6時頃登り始めた

これとrec*lde**des*さんの以下コメントを合わせて考えてみる。
朝6:45の小袖駐車場には片山氏のものと思われるホンダフリートが駐車。
(左から2台目の紺の車)

小袖駐車場で車中泊した場合は、駐車場に車があっても、まだ中にいて横になっているかも知れない。しかし、奥多摩湖畔から移動してきたのなら、もう起きているわけで、車を置いて登山開始している可能性が高い。
一旦車の中で休憩していることも考えられなくないが、「6時頃登り始めた」ということで6時45分にはもう出発していたことが想定される。

これが重要なのは、山頂到着時刻に関係してくるからである。
7月21日記事「雲取山の雪」でご紹介したAさんは、7:00に小袖駐車場を出発して10:08に山頂到着している。人によって所要時間は大きく変わるが、まずAさん並みだと考えてみると、片山氏は10時前に山頂到着していても良いことになる。(Aさんは小袖駐車場から山頂まで3時間08分。Bさんはもっと早くて2時間45分。片山氏の登る速さは分からないが、大学でワンゲル部所属したり山もよく行っていて、まだ30歳そこそこであり、そう遅くはないだろう。又片山氏は6:45よりもっと早く出発していることも当然考えられる)

調書での片山氏証言「朝から登山したが頂上には誰もいなかった」は、早く着いて誰もいなかったという状況に受け取るのが自然なようにも思える。
朝早いほうが山頂には人が少ないと考えられる。ただ雲取山荘宿泊者が朝早く山頂を通って下山する流れが有るようだ。しかし、土曜日で朝から日帰り登山者がどんどん登って来て山頂に滞在する10時以降より、その前の方が人が少ないのは確実だろう。
よって山頂到着時に誰もいない可能性は、10時前のほうが高くなる。
これらを総合すると、10時前到着の可能性が出てくるのだが、皆さんのご見解は如何だろうか。
(雪や金属ボルトの影の件などは一旦別にして、出発時間からの考察となる)

なお、片山氏は上記のニコ生発言でも「昼前ぐらいに雲取山山頂に到着」と言っていて、山頂到着時刻を曖昧にしてきたという印象がある。つまり、明らかにしたくなかったことが考えられる。
ただ、自供を始めたのに未だに明らかにされていないのはおかしいので、山頂到着と下山開始時刻、及びkokohore2と「このへん」写真の撮影時刻は大体でも公判で正式に表明してもらいたいと思う。

以上
[追記]
雲取山の件は、単に真実がどうだったのかという問題だけではないと考えている。
もし取調べが行われていたら、片山氏は雲取山についても当然虚偽を答える必要があった。
それを検察側がヤマレコの写真や投稿者証言などで覆せば、自供に追い込めた可能性がある。
つまり、取調べを行わなかったことの問題点を、更に明らかにすることにつながる。
(取調べを行っていれば、如何に容易に落とせたかということは確認しておくべきと考える)
片山氏は雲取山について真実を述べると共に、取調べの想定問答でどう答えるつもりだったかもいつか述べてもらいたいと思う。

追記以上