伊勢神宮証言など
＜(2)伊勢神宮（第13回公判証言）
＜――伊勢神宮を対象にしたのは？
感染した方が三重の方と分かったので、三重と言えば伊勢神宮だろう、と。 ＞
＜――伊勢神宮に行ったことは？
平成２４年１０月下旬に行った。ちょうと事件が騒がれ始めた頃です。＞
→犯行声明メールでも「PCの中身から、この人が三重在住だと分かったので伊勢神宮をターゲットにしてみました」と書いてある。
しかし、気がついていた方もおられると思うが真犯人メールでは次のようになっている。
「伊勢神宮も片山氏が道路検索していたので（選定した）。」
これは全く矛盾した話である。＞
これに加えて、片山氏は上記証言の続きで以下のように述べている。
＜――なぜ行ったのか。
岐阜で行われたお祭りに行く予定で、この時は３連休だったので一日空いていた。せっかくあっちの方に行くならと思って、一日かけて伊勢神宮に行った＞
岐阜のお祭りというのは「関ケ原合戦祭り」で、 平成24年(2012年）は10月20日(土)21日(日)に開催されている。10月下旬というのは合っているのだが、この週は祝日がなく公式な3連休は無い。片山氏が有給休暇などで私的に3連休にしたのだろうか。
もしそうだとしても不明点はそれだけではなくて、＜ちょうど事件が騒がれ始めた頃です。＞と証言しているが、10月9日と10日に犯行声明メールを送って大きく騒がれてから10日程度も経っている。片山氏も2chで祭りになっているのを見ていたのは間違いなく、「騒がれ始めた頃」という時期ではないことは重々承知のはずである。どうしてこのような証言になるのだろうか。
（遠隔操作が騒がれ始めたのは10月初頃というのが適切で、片山氏自身も第12回公判で「一連の事件では、10月に遠隔操作だと言われ始めたところに、（犯行声明の）メールを送った」と証言しているのだから矛盾している）
3連休に関しては念の為に2012年9月のカレンダーを見てみると、9月10日の伊勢神宮犯行予告後の9月15日(土)～17日(月）は3連休だった。これと混同しているのだろうか。しかし、この頃はまだ遠隔操作と云うことは明確になっていないと思われ、遠隔操作事件として騒がれ出してはいない時期になる。
いずれにしても、犯行を全面的に認めた後の証言にもかかわらず疑問点が出てくる。
また、 rec*lde**des*さん傍聴メモで雲取山に埋めたUSBメモリに関して、＜タイムスタンプは10月13日にソフトウエア（名称聞きとれず）で書き換えた＞ということが判明したが、タイムスタンプを書き換えるなら例えば鹿島合宿と同様にこの合戦祭りに出ている時の時刻にすればアリバイ主張になったのではないか。（SDカードだけアリバイ工作した理由も不明だったが、更にUSBメモリでは工作しなかった理由の不明さも加わった・・・単に鹿島合宿の方のアリバイ工作を後で思いついたというだけなのか）
このところ考察している雲取山山頂に関しても、検察官調書で「朝から登山したが頂上には誰もいなかった」と証言しているようだが、保釈後インタビューで「３０－４０分の間、常に人がいました。３、４人とか、多い時は６，７人」と言っているから食い違いがある。
自供前ということでインタビューでの発言の方に虚偽が入っていたと考えることが出来るにしても、前述のように現在の法廷証言でも疑問点があると、何を信用して良いかわからなくなる。
ややこしい状態である。
以上
[追記]
以下の記事に首輪万引きの経緯が載っている。
”江川紹子の「事件ウオッチ」”2014.05.24
＜猫につけたものと偽装工作用に分けて、別の日に盗んでいた。なので、いくら調べても、同じ首輪を2本同時に購入した履歴は出てこない。＞
「別の日」となっているが、「雲取山で発見されず」の報道は1月1日夕方であるから、想定されるのは1日夕方から神奈川新聞上で写真を撮ったと考えられる4日夕方までの何処かである。
・1日は夕方以降に今後どうするか考えるぐらいで、入手はまず有り得ない。
・2日に一本盗っていることは確実だろう。
・3日は江ノ島に行ってるから、2日に入手したものを持って行ったと考えられる。
こういう経緯もまだ詳細は明かされていないことになる。
また、神奈川新聞に関しては＜1月4日の犯行に見せかけ、社会を混乱させるために神奈川新聞を使用した＞との証言であるが、日付なら他の新聞でも良さそうなのに、わざわざ川崎まで買いに行って使ったのは神奈川在住者を装って混乱させる意図なのか。しかし、自殺予告メールで神奈川新聞が写った写真のGPSデータを保土ヶ谷に偽装しようとしたことが分かってしまった後だから、住所関係の情報など信用されないということはスルーだったのか。
幾ら自己中心的でも度を超えていて、どうにも分かりにくい発想である。
追記以上
