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江ノ島行動

昨日掲載した本年1月3日写真などを改めて見てみると、江ノ島での行動にはまだ色々検討すべき課題がある。
それで、初公判情報が多数出て来て考察予定が山積してきたが、当面江ノ島シリーズ継続。

本日は検討の前提とするために、12月20日第8回公判前整理手続後の記者会見における「セロテープ購入と取付け問題」への言及部分の文字起こしを掲載。
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(54分35秒頃~)
更に検察官の有罪立証には致命的なアキレス腱が潜んでいる。
ここでもセロテープがそれです。

検察官は、被疑者が1月3日に江ノ島に向かう直前にローソンでニチバンのセロテープを購入したけれども、それがSDカードが首輪に付けられたセロテープと同一(? 同種?)のものである事実を証明予定事実に掲げました。
被疑者が1月3日に江ノ島に向かう直前にローソンでセロテープを購入したことは事実です。
しかし、検察官のこの主張の意味をよく考える必要があります。

検察官の主張が事実だとすると、被疑者は江ノ島に向かう時にSDカードと首輪を別々に持ち、高速道路に乗る直前1分前コンビニでセロテープを購入し、そのまま高速道路に乗ったことになる。
では被疑者は一体いつどこでセロテープでSDカードを首輪に付けたのか。

犯人がセロテープに少なくとも指紋を残さないように細心の注意を払ったであろうことは疑う余地がありません。
そのためにはおそらく薄手の手袋が必要であろうし、作業は間違いなく屋内で行う必要があります。
しかし、被疑者は高速道路に乗った後、そのまま江ノ島に向かい、神社に参拝し、店を覗き、
猫に触れるなどして(グレイ以外の猫)、コッキング園前広場に現れたのです。

途中被疑者が細心の注意を払わなければいけない作業を行う場所も時間も存在しません。
被疑者が高速道路に乗る直前に購入したセロテープでSDカードを首輪に付けたという想定はおよそ有り得ない想定なのです。

そうではなくて犯人はSDカードを首輪につける際に、DNAには気付かなかったに違いありませんけど、それは不可能だからですよ。
指紋は絶対につかないように慎重に作業を行なっただけでなく、SDカード付きの首輪が完成した後も自分の指紋がつかないように格別の注意を払ってグレイの首に首輪を着けたのです。
黒子のバスケの犯人がそうしたように。

しかし,防犯カメラに残された1月3日の江ノ島での被疑者の行動はおよそそのようなものではありません。
防犯カメラに残された1月3日の江ノ島の被疑者の映像は、ここでも今や被疑者の無実の証拠です。
皆さん(記者)が書いたのと全く逆のことが起きている。

検察と警察が並べたはずのジグソーパズルは、今や一つ一つが被疑者の無実を明らかにする物に変化しつつあります。
検察官の有罪立証は証拠調べが始まる前にすでに崩壊を始めている。

(文字起こし以上)
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詳細検討は明日記事で行うが、基本的な所で気がついた点を記す。

 (1)tsunさんも以前指摘しておられたようにニチバンのテープをコンビニで購入している。
  それは高速に乗る僅か1分前のことである。

 (2)検察側は、この直前購入のセロテープがSDカード取付けに使用されたとして証明予定事実に入れている。
  ただし、会見の佐藤氏発言で肝心のところが「同一」か「同種」か或いはそれ以外を言ってるのか、当方の聞き取りでは確定できない。
   「同一」と言ってるようには思うが、重要なところなので出来れば皆さんもお聞きいただいてコメントお願いします。
   (「同種」だとすると「同一」という主張とは意味がだいぶ違ってくる)

 (3)佐藤氏は「犯人はSDカードを首輪につける際に、DNAには気付かなかったに違いありません」と断定的に述べている。
   これはセロテープから被疑者のDNA型が検出されておらず、他の人の型は検出されているので、犯人がDNAのことに気付かずに接着面に触れたという主張をするためと考えられる。

 (4)江川氏の書面インタビュー記事にある「他に立ち寄った場所は、高速道路上のPAぐらいです。缶コーヒーを買って飲んだと思います」の証言の件は会見では出なかった。
  PA装着可能性については佐藤氏は特に気にしていないということかも知れない。
  (関連ではval*gar*yさんからバイクの「グリップヒーター」装着が増えてきたという情報も頂いている) 

以上