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自宅保有PC

今回は会見ビデオがなかなかアップされないようなので、大晦日のアリバイ検証の続きで被疑者自宅PCの保有状況を改めて調査してみた。
以下の①~④の資料があった(資料詳細は後述)。
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①・・・2月10日逮捕時記者会見で捜査1課長という一番信頼できそうな情報源が「3台」と言ってるがどうも違うようである。
②・・・フジテレビが「4台でその内2台は自作」と報道している。2月11日報道なので①の翌日にはもう訂正されていることになる。
③・・・江川氏記事で3月3日佐藤弁護士会見における「自宅では自作デスクトップのみでノートPCは持っていない」という情報を紹介している。
ただし、iPadは持っていた。
④・・・4月17日に弁護側から正式に説明求めた内容で「4台」としているので、台数は「4台」確定と見てよい。
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[考察]
なぜアリバイ検討用に保有PCの調査を先におこなったかというと、紅白歌合戦などのTVを見ながら余り気づかれずにPCを操作出来るとしたら普通はノートPCとなり、デスクトップでは母親でもすぐ気が付くと思われるからである。
③の江川氏記事通りだとするとノートPCは保有していないからアリバイ検証は容易にも思える。

ただ、「紅白歌合戦などを見ていた」と云っても全てを見ていたかどうかは分からず、興味があったり好きな歌手の時だけ飛び飛びに見ることは良く行われるだろう。
そのため更に謹賀新年メールを送るための作業でどういったことが必要かなど検証することを考えているが、まずデスクトップPCしかもっていなかったとしたらアリバイ検証は相当考えやすくなる。

なおファイル作成に以下のようなソフトが必要と見られる。
PCならすでにソフトインストール済みで容易に使えても、iPadではソフトが動くかどうかという問題もあるし、何とか出来たとしてもPCより作業が相当面倒で時間も余分にかかると思われるため、iPadで行ったという可能性は外して良いのではないかと考えている(ごく一部の作業は行ったかもしれないが)。
 ・テキスト読み上げソフト(パスワード作成用)
 ・逆再生及びMP3化ソフト(パスワード作成用)
 ・ラブマシーン(ファイル分割・統合ソフト)
 ・TrueCrypt(暗号化仮想ディスクソフト) 他

それと②では4台中2台は自作としているが、江川氏の佐藤弁護士会見情報だと「自作デスクトップのみ」となっているので合わないように思える。
しかし、4台全部動くとか使っていたとか云うことでも無いようなので、動いていて使っていたのが自作デスクトップのみということかもしれない。
保有していたPCの状況はまだ不明確な点があるかもしれないので、引き続き調査も行う。
本日は以上である。

以下は①~④の資料の詳細。
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①”「遠隔操作はやっていないと供述」逮捕受け捜査1課長が会見”2013.2.10
<--家宅捜索で押収したものは
  「パソコン3台など。家宅捜索は現在も継続中」>

②”PC遠隔操作事件 押収PCに自作も 遠隔操作ウイルスも作成か”2013年2月11日
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00240346.html (リンク切れのため文末に記事内容を示す)
<警視庁などの捜査本部は10日、片山祐輔容疑者(30)の東京・江東区の自宅を家宅捜索し、4台のパソコンを押収したが、このうちの2台は、自分で作ったものだったという。>
関連でこの発言も注目
<片山容疑者が勤めていたIT関連会社社長は「(片山容疑者の印象は)とにかくパソコンと触れたい、四六時中。家に帰っても、PCをいじってれば満足みたいな」と話した。>

③”処分保留で釈放、別件で再逮捕について弁護人が語る” 江川 紹子  2013年3月3日 
<彼は、C#でプログラムが作成できないだけでなく、Visual Studio 2010というプログラム作成に必要なソフトもインストールしていないし、使ったこともない」という点を挙げ、彼がウイルス作成に関わっていないと強調した。また、彼が職場以外で使っているのは、自宅に自作のデスクトップPCがある以外は、スマートフォンiPadで、ノートPCは持っていないことを明かした。>
 
④”検察は確たる証拠を持っていない・遠隔操作ウィルス事件・佐藤博史弁護士記者会見”2013/04/17 
22:43~ 弁護団は以下の解析結果を求めている
<・派遣先で押収されたPC19台
  ・ 派遣元で被疑者が使用していたPC1台
  ・ 自宅で押収されたPC全部で4台
  ・ 被疑者のUSBメモリその他記憶媒体全部
  ・携帯電話(スマホ)、iPad
  ・遠隔操作された側のPC >
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②の記事全体
”PC遠隔操作事件 押収PCに自作も 遠隔操作ウイルスも作成か”2013年2月11日
パソコンの遠隔操作事件で、逮捕された男の自宅から押収されたパソコンに自作のものが含まれていたことがわかり、警視庁などは、IT技術に精通した男が、遠隔操作ウイルスも作成したとみて調べている。
警視庁などの捜査本部は10日、片山祐輔容疑者(30)の東京・江東区の自宅を家宅捜索し、4台のパソコンを押収したが、このうちの2台は、自分で作ったものだったという。
片山容疑者が勤めていたIT関連会社社長は「(片山容疑者の印象は)とにかくパソコンと触れたい、四六時中。家に帰っても、PCをいじってれば満足みたいな」と話した。
捜査本部は、一連の事件に使われた遠隔操作ウイルスは、オリジナルのものとみていて、IT技術に精通した片山容疑者が、自分でウイルスを作成していたものとみている。
また、片山容疑者はIT関連会社に勤務し、プログラマーとして不動産関連会社に派遣されていたが、派遣先の会社のパソコンには、犯行に使われた匿名化ソフトに接続した形跡があったという。
一連の犯行予告の書き込みやメールは、平日の日中に集中していて、捜査本部は、片山容疑者が勤務中に遠隔操作を繰り返していたとみて、会社から押収したパソコンの解析を進めている。
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以上