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「予告犯」と「隣人13号」の本事件関連性まとめ他

二つのマンガと本事件の関連性(可能性含む)について表にしてみた。
イメージ 1

ラストメッセージで犯人が言及しているマンガは、上記2点以外に「ゴルゴ13」と「こち亀」の計4点である。(それ以外に映画で「ポチ」、小説で「悪の教典」が出ている)
ゴルゴ13こち亀はあまりにもメジャーであり、それに比べれば予告犯と隣人13号はぐっと知名度が落ちるという共通点がある。
犯人はラストメッセージにおいて、予告犯では上表①(1)(2)について関連を告白しているが、明らかに関連していると思われる①(3)のことは書いていない。
そして、隣人13号では②(1)は書いてあるが、②(2)(3)は何も触れていない。
どうも二つのマンガに対する傾向が似ていると当方には思えるのである。

ポイントは①(3)(雲取山)と考えていて、これは関連が間違いないと見る。
そうなると、犯人がリアルに出て来た二つの場所のうち、雲取山ラストメッセージに出てくる余り広く知られていないマンガの一つからヒントを得ていて、もう一つも急遽追加で場所を選んだ際に同様の流れで隣人13号から江ノ島を考えたのではないだろうか。

これは当方個人の得ている印象であって、人ごとにそれぞれ受け止め方はあると思う。
ただ、当方としては動機がまったく不明だった雲取山江ノ島が、両方ともラストメッセージに出てくるマンガとつながりがあるという点に大きな関心を寄せている。

現時点でのまとめは以上であるが、隣人13号についてもう少し深く検討してみようと考えている。
②(2)は昨日書いたので、本日は②(3)の一環として「硫酸」というキーワードを取り上げてみる。
隣人13号では小学校時代に受けたいじめの最大のものとして、硫酸をかけられた話が出てくる。
その後、復讐劇の中で相手を小学校に呼び出す場面でも印象的な描き方がされている。
イメージ 2

被疑者の場合もいじめを受けていたというが、当然そこまで酷くはなかっただろう。
(ただし、前科の裁判時に「ノコギリで頭を切られた」と証言したという話があり、これには以前からずっと違和感を感じている。別途考察予定)

ではなぜ「硫酸」というキーワードを出したかというと、被疑者の前科の際の予告文と本事件の予告文とで「硫酸」という共通点があることをsatoru氏が考察しているのである。

”『遠隔操作真犯人』と『のまねこ』事件の犯行予告の類似点”
<犯行予告文の中に『硫酸』『硫化水素』を用いる特徴的表現。
・2004年~2013年に『硫酸』が登場した犯行予告事件は『のまネコ事件』と『遠隔操作ウイルス事件』のみ
・『硫酸』『硫化水素』は犯行予告では一見頻出ワードかと思いきや、意外とレアワード>

ただし、これはあくまで「硫酸」という割とレアなキーワードが共通するということで、それが何を意味するか本当のところは分からない。
それでも色々な事実や検討を集めるということで、こういう話も紹介させていただいている。
明日は心理面から検討してみたいと考えている。

以上