ラストメッセージは何故新年に送られたか
本日12月1日は昨年被疑者が雲取山に登った日である。
どのような心境で休職直前に2000m級の山を登りに行ったのか、また後日USBメモリが発見された山頂に着いた時刻や山頂でどのような行動をしていたか、も全く明らかにされていない。
検察が取り調べを殆ど行っていないことの問題を改めて感じる。
そのような中で本日の主題は、「犯人がラストメッセージを、何故クリスマスプレゼントでもなく、遠隔操作が行われた年の締めくくりである大晦日でもなく、年明け元旦に発見されるように送ったのか？」についてである。
考えてみれば、「ラストメッセージ」を年明けのタイミングで送るのは大いに違和感がある行為ではないだろうか、
本来新年に送るなら「ラストではなくスタートでしょ」と言われても仕方がないタイミングのズレ。
それに対して、「予告犯」の第一巻ラストページの直前ページ最後に以下の実際は小さいカットがある。（ピコッと鳴る間に一気に太陽が半分ぐらい上っている点は漫画なのでスルー）
ラストページではUSB直挿しの「OTP（ワンタイムパスワード)」トークンを持つ主人公の後ろから光が差している大きなカットがある。
太陽は主人公に隠れて見えないが、上掲の前頁カットが伏線となり朝日が上っている光景を描いていることがわかる。
日の出に対して日本人はごく普通の朝だけでなく、特別な日を思い浮かべる。
「新年初日の出」である。
ということで犯人も同様に発想して、漫画のシーンのように初日の出とUSBメモリが組み合わさるイメージで元旦に送ったのではないだろうか。（実際の捜索を夜明けとともに行うのは無理があるが、パズルも解くのに何日もかかるようなものではなく、元旦捜索を意識していたと考えられる）
以上主題考察。
これが事件の解明に直接つながるとかいう話ではないが、犯人がどのような影響を受けているかを考える一環として考察してみた。
なお、当方は謹賀新年メールに至る流れについても12月1日に埋めたと想定した場合の犯人心境経過を中心に以下の様な推測をしてみている。
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(1)犯人がYahooアカウントに11月15日以降アクセスしてみて、マスコミ等から多くのメールが来ているのを見て返信しておこうと考えたとする。
その後次のように発想が進んでいく。
(2)犯行声明メールに対して届いていた5通と合わせてメールが結構な数になったので、個別ではなく「FAQ形式」にして返信しようと考えた。
それを行うにあたってどうやろうか。
(4)どの山にするか。ネットで調べたら東京都の最高峰で雲取山という山があるからそこに決定。
ルートを調べると車中泊すれば登山は日帰り充分可能のようだ。
(5)雲取山の状況はヤマレコ等で確認。肝心の山頂には三角点というものがあって目印になる。
埋める場所はここにしよう。
（この辺は以前にも登っていたかどうかで発想の仕方は変わってくるだろうが雲取山登山歴不明）
(6)季節的に紅葉はどうなってるかと思ったが、もう終わりの時期。
しかし、紅葉と組み合わせた方が何となく格好良いから、紅葉の時期のヤマレコ写真を見ていたら、丁度三角点の写真があった。（10月22日写真）
埋めた時期は特定されたくないから、自分で撮った写真だと影の状態などで時期がバレかねないので、写真は流用して埋める場所もその写真に写っていた位置に決めた。（追記した「このへん」の位置）
(7)雲取山に登るのは余り遅くなると雪が積もってくるし、休職期間に入ってからだと「休職したばかりなのにすぐに山登りか」と思われかねないから、準備も考えると休職前の休日で12月1日(土)がいいだろう。
金曜日から行って車中泊して、夜明け前後から歩き出せば昼前には山頂に着けそうだ。
三角点前の目的の位置に埋めて、早めに下山開始すれば充分余裕で駐車場まで戻れる。
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以上犯人心理の当方推測に基づく参考考察。
[追記]
犯人写真2(kokohore2.JPG）が12月1日撮られたものだと仮定して、金属ボルト等の影の状態などからして何時何分頃に撮られたものと推測するか、検察側の見解を聞いてみるべきだと思う。
警察が鑑識で必ず分析しているし、相当正確に出ているだろう。
その上で被疑者の頂上到着時刻や10時51分の写真なども併せた山頂での行動(特に被疑者が埋めたのかどうか、埋めたのなら何時何分頃か)を検察側はどう解明しているのか？
それがよく分からなくて12月1日「頃」としているのか？
この辺をはっきりさせることは必須。
追記以上
なお、youtubeに「2013/11/29 PC遠隔操作事件 公判前整理手続後記者会見」というIWJの断片的ビデオが上がっていたが、多分明日辺りに正規版（ビデオニュース?）が出ると思われるので、それから検討予定。
