1月4日の行動

記者会見ビデオを流し見してみた。

公判は「乱戦」になりそうな予感。

佐藤氏が色々な技を繰り出し乱戦に持ち込んでどこまで制することができるか。

今まで余り表に出てきていない検察側がどのような対応を見せるか。

明日から考察してみようと思うが、本日は会見の中でも重要な要素として触れられていた延長戦メールに関連した新たな謎の話。

延長戦メールには３つのパズルや江ノ島ネコ写真などのファイルが用いられていたが、その更新・作成日付が分かったことをは当ブログ10月25日記事「延長戦メールのファイル作成日時」でご紹介した。

それを基に延長戦メール送信に至る前の1月4日の行動を整理してみると、秋葉原ネットカフェが微妙な時間帯に登場することに気がついた。

行動の時系列と、その中のファイル更新・作成日時のまとめ(行動時系列②の詳細にあたる）を以下に示す。

被疑者は、犯人が上段の「②各種ファイル作成」が終わったと見られる19:50の約1時間後の20:57から22分間だけ「③秋葉原ネットカフェ」に入店している。

そして、退店から3時間15分後の5日0:34に「④延長戦メール」が送られている。

犯人は元旦に雲取山で発見されずの報道を受けて、2日から急遽準備して首輪購入等行い、3日に江ノ島行、4日は神奈川新聞入手して首輪撮影、パズル・ネコ写真整理等作成、その後5日0:34に延長戦メール送信という忙しい状況だったと思われる。

その間に被疑者は4日夜秋葉原まで行って22分間だけネットカフェに入っている。

被疑者のネットカフェ利用は約25分が殆どという特徴的と云っていい使い方をしているが、当方はフリードリンク狙いで漫画・PCも付いた秋葉原での短期間休憩所的使い方と想定していた。

それで、秋葉原に長時間いて休憩するなら分かるのだが4日夜は家を出てから最長でもネットカフェに入るまで一時間ぐらいということになる。ドリンク飲んで休憩したいならそのまま家にいた方が早く、使用した交通手段がバイクか電車か車か分からないが、わざわざ1月の寒い中外に出て秋葉原まで行く方が面倒で疲れそうなシチュエーションである。そして、21時頃の秋葉原に行って22分だけネットカフェに入っていたとなると目的が不明になってくる。

自宅でファイル作成して疲れたから気分転換にでも行ったのだろうか。

しかし、22分間のネットカフェ滞在を目的に、これから延長戦メールを送ろうという前にわざわざ秋葉原に行ったのだろうか。

何かもっと深い意味が有るような気もするし、そうなると他の約25分程度の滞在にも何か意味があるのかという話にもなってくる。

また、1月4日については、秋葉原でネットカフェ以外は何をして、何時に家に帰ったのだろうか。(マンションの防犯カメラで帰宅時刻は分かっているかも知れない)

少し整理するとすぐ謎が出てくる不思議な事件だが、検察は50人とも云われる証人を集めても、このような不思議な行動の解明につながる証人などは用意していないと思われる。

事件の全容を示す努力をしないと検察側はますます不利になるのではないかと個人的には思う。

以上