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現時点における事件の全体像考察

今日は全体像という大きな題材をタイトルにしたが、その考察を記すにあたって、まず三重犯行の予告文解析を行って改めて重要と感じた件がある。
以前に当ブログ6月27日記事で紹介したsatoru氏のブログに有る「はちま起稿」という2chとは別のブログのコメント欄への犯行予告である。

若干手口が違うが、犯行予告の2chへの拡散を狙ったと見られるスレ立てにあたっては、本事件の大きな特徴である「Torによる2chへの書込代行依頼」を利用し、かつ予告先のみならず犯行予告文にも高い類似性が見られる。
”遠隔操作犯人、はちま起稿でも犯行予告をしていた?”
<2126 名前:加藤茶 投稿日:2012年06月22日 15:47
 6月25日に任天堂爆破する。
 あとマスターソードで社員刺しまくる
 その足で祇園トラックで暴走したあと、
  亀岡で集団登校の列に突っ込む
 みんなさようなら
  ヒヒヒヒヒ >

三重犯行での任天堂への犯行予告文は以下である。
今週中に任天堂本社爆破する。 
 正面入口にトラック突っ込んで、そのあと社員をぶっ刺しまくる。 
 爆弾、毒ガスも用意した。 
 まさに無差別殺人を起こす。 
 待ってろよ任天堂花札屋の歴史はこれで最後だ。>
 
赤字にした部分を見て頂くと類似性は明らかである(特に1行目はそっくり)。
それにより可能性は以下の2つの場合になる。
 ・同一犯
 ・模倣犯
後者の場合は今回の事件の犯人が模倣したことになるが、別犯人なら同様の手口で本事件とは別に犯行予告を重ねられることになる(犯行予告はこれまで述べたように繰り返すことが多い)。
しかし、そのような犯行は見られず、また今回の犯人がTorによる書込代行依頼を使用して多数の犯行予告を行ったにも関わらず、別犯人からの反応も特段無いと思われる。
よって当方としては犯行声明メールには無いが同一犯と推定している。

はちま起稿への書込はCSRFによる犯行の1週間前であり、同一犯とするとCSRFの前段階が有ることになる。
事件全体として犯人が行ったネット上のアクション7種とその準備行動等を以下のようにざっくりとまとめてみた。
急遽対応の江ノ島ネコ関連を除いたとしても、「半年以上に渡る長期的かつ段階を踏んだ流れがある事件」となっている。これが本日の当方主題の全体像の件。
イメージ 1

この犯行全体像を検察側が手を尽くして出来る限りの解明を行おうとせずに、「キーワード検索」や「江ノ島写真実験」、「各種トロイ作成痕跡」など個別の間接事実のみで有罪に持ち込もうとするなら、当方は検察側の姿勢に大きな疑問を感じざるを得ない。

さらに全体像はこれだけにとどまらない可能性も有り得ると考えている。
CRFの前段階にはちま起稿があるなら、さらにその前段階は無いのか?という話になってくるからである。
一つの可能性として、8月9日の2ch事件より前の6月13日に同じインターネットコーナーが属する回線から書き込まれたAKB宛犯行予告が有る。
その中の予告文を以下に示すが、はちま起稿及び三重犯行書込の表現と特徴的な類似性が見られる。

<395 : 名無しさん@恐縮です 投稿日:2012/06/13(水) 19:10:40.04 ID:8yBQ7Igx0 [13/22回(PC)] 
 ●すっつたら●すんだよ 
 てめーみてーのがいると空気さえも汚くなんだよ、世の中暗くすんな! 
 刺して一度走りかけてまた刺しまくるぜぇ、WILDだろ? >
<625 : 名無しさん@恐縮です 投稿日:2012/06/13(水) 19:28:36.92 ID:8yBQ7Igx0 [20/22回(PC)] 
(メンバー名)●す、マジぶっ●してやる 
 もう伏字なんて必要ねえ 
 てめえの左胸何十回もぶっ刺してやるよ 
 痛いだろ?最高の痛みを与えてやるよ、大人しくしねビッチめ!! >

犯行予告なのだから同じような文になることも有るだろうと思う方もおられるかも知れない。
しかし、これまでにご紹介した本事件の2ch書込、ドコモショップ宛のトロイ停止後別IDの書込、 rec*lde**des*さんから11月26日コメントで頂いた1行レスの多い書込例、11月14日当ブログ記事でご紹介した「イヴ」の書込などを見て頂いただけでも分かるように、犯行予告文はそうそう同じようにはならないのである。

予告を行う犯人がそれぞれ自分の感性で自由に書いているのだから、大きい事件の模倣性はあってもそう簡単に同じようになることはない。これが前述の数種類の犯行予告文だけでなく、2chまとめサイト等から更に多くの予告文を見てみた当方の認識である。
検察・警察には過去からのもっと膨大な予告文集積とその分析結果が当然有る。
6月13日の件は一例として挙げたものであるが、警察・検察は前段階の有無等も含めて、過去事件の蓄積なども駆使した本事件全体像の分析・解明をやらずして、有罪主張など在り得ないというのが現在の当方見解である。

加えて当ブロクで紹介した「被疑者旧本名ツイッター」、「横浜小学校選定におけるイブとの関連」、そして「2ch事件」など関連可能性性が考えられる事実は色々ある。
警察・検察はこれらを調査及び捜査する能力を充分持っている。検察には専任者もいるという。
やるべきことををやらずして有罪判決を得れば良いという考え方なら、起訴される方は人生が掛かっているのだから堪ったものではない。
有罪主張するならば全体像に迫る徹底的な捜査を行った上で行うべき。
まずは今回の整理手続きで検察側がどのような姿勢で臨んできているか。ビデオのアップが待たれる。

以上