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 2017年2月22日官邸会議(補足)

昨年2月22日の会議に関して、佐川氏が喚問の質疑で述べているところがあるので参考に抜粋。

第196回国会 参議院予算委員会 第20号 平成三十年三月二十七日(火曜日)午後
○逢坂委員 確かに、佐川さんの前の迫田さんの時代にさまざまな案件が行われているわけですから、佐川さん自身が全てについて官邸からの指示がなかったと言い切るのは、私は少し無理があるんだろうというふうに思っていますが、ただ、昨日、参議院予算委員会で菅官房長官がこんな答弁をしているんですね。
 二十四日の少し前だったと思いますけれどもと、これは、二十四日というのは去年の二月の二十四日のことであります。私自身、財務省理財局長、国交省航空局長、この両局から土地の売却の経緯について説明を受けました、というふうに言っているわけです。

 その後また答弁は続くんですけれども、こうやって官邸に説明に行っていることはある、これは事実だというふうには思いますが、加えて、そのときに何らの指示も、何らのサジェスチョンもないということなんですか。
○佐川証人 今おっしゃるとおりで、日付をちょっと覚えていないんですけれども、この議論が国会で始まった割合早い段階だったと思いますが、官房長官のところに、私ども理財局とそれから国土交通省の航空局で経緯について御説明に上がって、こういう、いつごろ取得要望とか、いつまでの貸付契約とか、そういうような経緯を私どもからして、国土交通省はたしか工事の話だったような気がしますけれども、そんなお話をして、それを官房長官はお聞きになっていたということだったと思います、そのときは。
○逢坂委員 それでは、そのときには何らの指示はなかったということでよろしいでしょうか。
○佐川証人 指示はございませんでした。
・・・
○今井委員 次に、もうちょっとお伺いしますけれども、この総理の答弁というのは、多分皆さんが書かれた答弁とは、まあ、もちろんあったんでしょうけれども、私や妻が関係していたらやめるというような話は当然答弁書にはないわけだと思うんですけれども、その答弁を聞かれたときは、そこまでおっしゃるのか、ちょっとびっくりされたりはしなかったですか。
○佐川証人 おっしゃるとおりで、それは理財局がつくった答弁ではないと思いますが、それを私も席に座って聞いておったときには、ああ、総理はそういう思いで、政治的な思いでおっしゃっているんだなというふうにはそのときは感じました。
○今井委員 もう一つなんですけれども、二月二十四日、菅官房長官が、決裁文書は三十年保存されているので、そこにほとんどの部分は書いてあると会見でおっしゃったんですよ。僕は、この官房長官の発言が結構起点になっている、十七日のがあるんですけれども、もう一つ、ここでだめ押しになったんじゃないかと思うんですね。
 決裁文書が全部残っていて、そこにほとんど書いてあるということで、慌ててこれをチェックしなきゃということで始まったんじゃないかなと思うんですけれども、いかがですか。
○佐川証人 ちょっとその辺についてはよくわかりません。
 官房長官は、多分、佐川が交渉記録については管理規則に沿ってやっている、それに加えて、決裁文書はきちんととってあるというような趣旨の発言をしたんだろうと思っておりますけれども、何かそれによって状況が変わったとか、そういうことはないというふうに思っています。
○今井委員 それで状況が変わったことはないという、何か改ざんにかかわる部分のところで大分答弁をされ始めているんですけれども。
 それじゃお伺いしますが、太田理財局長は、改ざんは二月後半から四月にかけてということで内部の方から聞いたと。先週、私、財務金融委員会で、佐川元長官から伺いましたかと言ったら、それは聞いておりません、聞けておりませんということで、そうでしたら私は今度証人喚問のときに御本人に聞かせていただきます、そういうやりとりをさせていただいたので、改めてお伺いしたいんですけれども、改ざんは二月後半から四月にかけてということでよろしいですかね。
○佐川証人 今の太田理財局長の国会での答弁は、財務省の中の調査に基づいてされているんだろうというふうに思います。
 私、その調査のことを一切承知しておりませんので、今の理財局長の答弁についてのコメントをする立場にはございません。
 その上で、今の、いつ書換えが行われたかということにつきましては、これは本当に、先ほどから申し上げたとおり、この決裁文書の書換えがいつ行われたか、いつ認識したかという、まさにそのものの話でございますので、そこは、捜査の対象である私からは、刑事訴追のおそれがあるということで、お答えを差し控えさせていただきます。

佐川氏喚問からの抜粋以上。
更に上記の中で「菅官房長官が前日の予算委員会の中で述べた」という部分は以下の福山議員との質疑。長官は「決裁文書の内容を示されたことはなく、説明も受けていない」と明言。しかし、少なくとも安倍総理答弁との関連で、「改ざん前文書に昭恵夫人に関する記述がある」という事実を知らされていないとは考えられない。また総理進退に関わる答弁内容を秘書官さえも知らないとは有り得ない話。
菅長官も虚偽を厭わない人物の可能性がありそう。今後野党は官房長官や秘書官などの関与を詳細追求すべき。

官房長官 財務省の理財局や財務局の決裁文書について、私は其の内容を示されたことはなく、説明も受けておりません。また各省庁の政府参考人の答弁についても、各省庁の責任において作成されるものであって、一つ一つの答弁について私や秘書官が事前に内容を確認するものではないと云うことであります。秘書官も財務省の文章の内容について、其の内容を知らないということでした。

以上