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真実発掘19 「検証委員会は地雷を見抜けるか」

通称「第三者委員会」(正式名称:新国立競技場整備計画経緯検証委員会)が活動開始しているが、次のようにやはり工費変遷に焦点が当たるようである。
<初顔合わせの委員たちから、厳しい声が相次いだ。「予算にこだわらないと会社はつぶれる。民間では考えられない」「なんで国民が怒ったのか。数字の乱高下を一番検証すべきだ」>

しかし、例えば朝日新聞は8月8日記事で金額変遷について的確にまとめている(第一回検証委員会に提出された資料なども参照されている)
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この朝日のまとめに当方が今までに把握している情報を追加して表にしてみた。
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まだ仮段階で今後更に精査予定だが、報道も集中して取り上げているので経過が相当見えてきたと思える。検証委員会が金額変動と技術的仕様変遷を突き合わせて、更に関係者(JCS・文科省・ザハ側、設計4社JV・ゼネコン等)のヒヤリングを行えば、全体像が早期に見えてくるものと思われる。

ただし、ポイントは当ブログで検証してきた結果からすると、表右側の「仕様変遷」と考える。肝心の検証委員会は技術面の解明が出来るだろうか。特に「地雷」の存在と正体に気づくかどうか。技術系委員1名ということも有り、端的に言うと余り期待できなさそう。報道も技術面はまだ突っ込みが不足していると思われる。
やはり技術系委員を増やして技術面からの徹底検証が必須。民間建築専門家の委員や既に動き出していると思われる国交省技官などにも入ってもらう必要があるだろう。

明日記事で更に本問題における技術面調査・検証の重要性について言及予定。

以上