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現在のウェルポイント工状況

ウェルポイント工(WP)の状況について、(現状)6月下旬と(1か月前)5月下旬を比較。(比較写真例を後掲)

5月下旬の状態から変更があり、本来は80日間の稼働予定期間経過で撤去に進む時期なのに、逆に隠蔽して稼働継続の意思が伺えた。
①WPパイプ等の隠蔽
ブルーシートの覆いを外し、表面はWPのパイプなどが見えないようにして、外観を取り繕っている。次項のように稼働は続いているので、パイプなどは地下に埋め込んだ可能性
②WPポンプ・貯留槽等の隠蔽
奥まった場所や緑地の樹木内など、見えにくい位置に移設。但し、稼働音が聞こえたり、汲み上げた水の流れなどが見えるので稼働は継続されている。

①②の状況からすると、以前に「緑地では継続稼働検討」の話が都からあったが、現状は多くの箇所でWP稼働継続の可能性あり。都側の今後対応の参考として、以下ツィ(by責務有太郎氏)で、小池知事の4月会見発言が紹介されている。
<小池知事 定例会見(2018年4月13日)より
 「これを超える地下水位の高さは局所的・一時的なものであったということでございます。現在もう地下の水位の高さは平均でAP2.0に落ち着いて来ているということでございます・・・」>

→「平均」、「AP2.0」という表現が使用されていた。結果的に、以下の可能性あり。
(1)水位目標AP+1.8mを、AP+2mに実質的に緩めてしまう
(2)全箇所で水位目標達成ではなく、平均での判定にしてしまう
⇒(1)(2)とも反論は可能だが、都と専門家会議は、WPのカムフラージュのように、必死で誤魔化しを図ってくることは確実。「水位目標AP+1.8m未達成」の追求だけでは、逃げ切られる可能性も出てくる。追及の仕方を考える必要があると思われる。

以下に各街区の比較写真。また、追記で6月22日(金)公表の水位表を示す。33地点中10地点でAP+2m以上。33街区の単純平均では「1.775m」。1.8m以下だが、都はこのような数字を使ってでも、とにかく開場ということで押して来そう。
5街区
イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

6街区
イメージ 4

7街区
イメージ 5

以上
[追記]
イメージ 6

追記以上