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モニタリングで基準超の場合の都側対応方針

6月9日記事”舛添知事会見後も環境基準以下”に関して、sti**dog*2さんから2014年12月22日経済・港湾委員会の若林担当部長答弁を元に異論のコメントを頂いた。これに関する、やり取りは同記事のコメント欄をご覧頂くとしてして、本日第6回専門家会議の再開がある。(なお、sti**dog*2さんは最終的に、「本当に舛添基準は成立したかは議論、検証が必要ですが、現時点ではその必要はないと考えています」とのコメント)

休会になった原因の「無害化」条件について話が出ることは確実。参考として、2015年3月の以下協議会で、「基準値超えの場合の対応」について、やり取りがあった内容をご紹介して考察も実施。

----基準超えの場合に関するやり取り抜粋----
○伊藤(裕)委員 もしこれが基準値(超え)にきちゃったらどうするんですか。
○若林委員 基盤整備担当部長の若林でございます。万が一という話で答えさせていただきます。
今、委員が言われましたように、万が一、例えばベンゼンで言わせていただくと環境基準を超えて確認された場合、今の私どもが言った 0.01 を超えてと。この場合は、状況をまず確認させていただきたい。それから、①対策の検討についても行っていく必要がある場合には、専門家の知見をいただきながら取り組んでいきたいと思っております。もちろん、②その際にはこうした協議会の場がございます。リスクコミュニケーションの場として設けておりますので、関係者と情報を共有いたしまして、意見交換を行っていきたいというふうに考えております。
私としての説明は以上でございます。
○伊藤(裕)委員 そうすると、チェックを年に4回やって、その中で何かそういうことがあれば改めて相談して、それで対策を講じると。こういうことでございますか。
○若林委員 はい。
○③伊藤(裕)委員 はい、わかりました。
----抜粋終了----

[考察]
①<対策の検討についても行っていく必要がある場合には、専門家の知見をいただきながら取り組んでいきたい
→これが元々の都側方針と考えられる。そして発端は盛土問題だが、専門家会議が新たに昨年9月招集されたのは、まさしくこの状態。その後、特に11月測定での基準超過が明らかになって、再調査でも同様結果が出て、現在は「無害化」条件をどう扱うかの話になっている。

②<その際にはこうした協議会の場
→都側が専門家と検討した結果は、改めて協議会にかけて意見を聞くことになる。仮に本日無害化条件変更の意向が示されたとしても、協議会での再合意が必要になる。当然議会でも審議される。

③<伊藤(裕)委員 はい、わかりました>
→伊藤氏も「環境基準以下」にしてくれると思っていただろうから、基準変更を言い出されたら困惑必至。また、今度は移転慎重派の東卸「早山」理事長なども入る可能性大で、承認されるかというと、「容易ではない」と言うよリないと思う。さて本日どのような見解が示されるか。


以上
[追記]
本文の「2014年12月22日経済・港湾委員会の若林担当部長答弁」に関して、sti**dog*2さんが指摘されたポイントは以下発言と思われる。

<実施した地下水のモニタリング結果を広く情報提供することにより、都民や市場関係者の安心に資するよう取り組んでいくものであり、市場用地の安全性については、技術会議において確認できたものと考えておりますことから、開場との関連はないものと認識しております>
→これに関連して6月9日記事コメントでも引用したが、Twitter上で「small bear‏」さんが宇佐美氏のブログを引合にして、「舛添基準は有った」派の論理を以下のようにまとめておられる。

<宇佐美氏の主張の骨子はこれだと思います。
”要は「技術会議で決めた土壌汚染対策を誠実に履行すること」を新市場整備の条件としており、必ずしも環境基準の達成を求めているわけではありません。”
面白い理屈を出すものだと思います。
要するに、開場前の一時期に環境基準を達成できたのなら、その後、環境基準を超過しても知らないよという論理なわけですね>
→当方は更に「消防署の方から来ました」の詐欺の例を出した。この例えが適切かどうかは分からないが、これには更に先がありネット上で次のような話があった。

<そういえば前に「消防署の方から来ました」という定番の詐欺の話になったとき、
「消防署職員だと名乗ったわけじゃないんだろ?嘘をついたわけでもないのに詐欺師呼ばわりはひどいんじゃないの?」と真顔で言った奴がいて一同絶句したのを思い出した>
→世の中には色々な考え方の人がいて、上記宇佐美氏のような論理に理解を示す人も一定数はいるのだと思う。ただ、それが多くの人に納得されるかということになる。豊洲問題は心理面も検討対象になってくる。

追記以上
6月9日記事”舛添知事会見後も環境基準以下”に関して、sti**dog*2さんから2014年12月22日経済・港湾委員会の若林担当部長答弁を元に異論のコメントを頂いた。これに関する、やり取りは同記事のコメント欄をご覧頂くとしてして、本日第6回専門家会議の再開がある。

休会になった原因の「無害化」条件について話が出ることは確実。参考として、2015年3月の以下協議会で、「基準値超えの場合の対応」について、やり取りがあった内容をご紹介して考察も実施。

----基準超えの場合に関するやり取り抜粋----
○伊藤(裕)委員 もしこれが基準値(超え)にきちゃったらどうするんですか。
○若林委員 基盤整備担当部長の若林でございます。万が一という話で答えさせていただきます。
今、委員が言われましたように、万が一、例えばベンゼンで言わせていただくと環境基準を超えて確認された場合、今の私どもが言った 0.01 を超えてと。この場合は、状況をまず確認させていただきたい。それから、①対策の検討についても行っていく必要がある場合には、専門家の知見をいただきながら取り組んでいきたいと思っております。もちろん、②その際にはこうした協議会の場がございます。リスクコミュニケーションの場として設けておりますので、関係者と情報を共有いたしまして、意見交換を行っていきたいというふうに考えております。
私としての説明は以上でございます。
○伊藤(裕)委員 そうすると、チェックを年に4回やって、その中で何かそういうことがあれば改めて相談して、それで対策を講じると。こういうことでございますか。
○若林委員 はい。
○伊藤(裕)委員 はい、わかりました。
----抜粋終了----

[考察]
①<対策の検討についても行っていく必要がある場合には、専門家の知見をいただきながら取り組んでいきたい>
→これが元々の都側方針と考えられる。そして発端は盛土問題だが、専門家会議が新たに昨年9月招集されたのは、まさしくこの状態。その後、特に11月測定での基準超過が明らかになって、再調査でも同様結果が出て、現在は「無害化」条件をどう扱うかの話になっている。

②<その際にはこうした協議会の場>
→都側が専門家と検討した結果は、改めて協議会にかけて意見を聞くことになる。仮に本日無害化条件変更の意向が示されたとしても、協議会での再合意が必要になる。承認されるかというと、「容易ではない」と言うよリないと思う。さて本日どのような見解が示されるか。

以上
[追記]
本文の「2014年12月22日経済・港湾委員会の若林担当部長答弁」に関して、sti**dog*2さんが指摘されたポイントは以下発言と思われる。

<実施した地下水のモニタリング結果を広く情報提供することにより、都民や市場関係者の安心に資するよう取り組んでいくものであり、市場用地の安全性については、技術会議において確認できたものと考えておりますことから、開場との関連はないものと認識しております>
→これに関連して6月9日記事コメントでも引用したが、Twitter上で「small bear‏」さんが宇佐美氏のブログを引合にして、「舛添基準は有った」派の論理を以下のようにまとめておられる。

<宇佐美氏の主張の骨子はこれだと思います。
”要は「技術会議で決めた土壌汚染対策を誠実に履行すること」を新市場整備の条件としており、必ずしも環境基準の達成を求めているわけではありません。”
面白い理屈を出すものだと思います。
要するに、開場前の一時期に環境基準を達成できたのなら、その後、環境基準を超過しても知らないよという論理なわけですね>
→当方は更に「消防署の方から来ました」の詐欺の例を出した。この例えが適切かどうかは分からないが、これには更に先がありネット上で次のような話があった。

<そういえば前に「消防署の方から来ました」という定番の詐欺の話になったとき、
「消防署職員だと名乗ったわけじゃないんだろ?嘘をついたわけでもないのに詐欺師呼ばわりはひどいんじゃないの?」と真顔で言った奴がいて一同絶句したのを思い出した>
→世の中には色々な考え方の人がいて、上記宇佐美氏のような論理に理解を示す人も一定数はいるのだと思う。ただ、それが多くの人に納得されるかということになる。豊洲問題は心理面も検討対象になってくる。

追記以上