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第8回PT後 小島座長記者ブリーフィング

表題の件の動画がYoutubeにあって、相当凄いことを言っておられる。

参考に文字起こしで2点ご紹介。各項で若干コメントも付加。
(1)市場組織に関して
今日の議論で、今の築地の組合のシステムの中の合意形成システムでは、仮に豊洲に行っても上手く行かないだろう、というのを最初におっしゃったと思います。いわゆるマネージメントという概念を受容できない組織。なおかつ、そういうのが前提にあって、最初に築地の場合に、築地の改築をするということから、それが今は7年という計画ですけども、出来上がるまでに合意が継続されるようなものは、会社的な意思決定と、それを実行するという新しい組織がなければ築地の改修案も上手く行かないだろうと。

だから「合意」という議論は組織の変更を意味すると云うことですね。それがないと築地の改修も出来ないでしょうし、新しい経営戦力に応じた経営も出来ない。今の6団体組織は歴史的に見ると、築地の再整備が無理だよね、と云うために作ったシステム。当初は仲卸が最大の組合で、その意向が強かったが、それを聞いていると、なかなか上手く行かない。6団体形式が出来てきたのは、そのプロセスですから、そういう事情があったんだと思います。

今度豊洲に移るか、築地に残るかは別にして、いずれにしても新しい経営を考えなければいけないということであれば、そういう組織では、いずれにしても持たないだろうというのが今日の認識ですね。新しい組織形態を、いずれにしても作らなければいけない。そこで合意を得て、得たことは実行するという形でないと生き残ってはいけないだろうと。今のイメージの6団体組織をイメージしているわけではないということですね。

→「組織の変更」に言及。小島氏の「青果分離発言」が話題になったが、それは牽制の意味もあるだろう。実際は現行6団体の体制変更示唆の方がインパクト大きく、今後の展開にも影響が出てくるのではないか。

(2)豊洲移転判断に関して
専門家会議で、おやりになることですけれども、いわゆる、約束が守られていないのに、守られていないんじゃないかと思うんです、土壌汚染対策のね。それは判断によって守られているのか守られていないのかを確認した上で、どうするんですか、というのがあるんですが、その為に860億円使ってきたんだよね、というのは随分あります。費用を計算していますから。

いわゆる「無害化された形の開場」でなくても良いんであれば、860億いらなかったんじゃないか、というのは計算をしながら考えるわけです。これは業者の方々が、そこで仕事をするために必要だということで積み上げられた額ですから、「いや、◯◯(聞き取れず)じゃなくともいいんだよ」とおっしゃるなら、もっと早く言って頂きたい。そんなにお金を使わなくて済んだかも知れない。そうすると後の経営が楽になる、という気はするんです。だから、このままの状態で「なるほど」と豊洲に行くという判断、選択肢が有るのだろうかなと、ちょっと思いました。

→「ちょっと思いました」と言っておられるが、「豊洲へ行く気が余り無さそうな感じ」がありありと伝わってくる(苦笑)

以上