kensyou_jikenboのブログ

yahoo!ブログの同名ブログを移行しました

参考:M部長インタビュー記事及び検証報告反論発言

M部長が2010年に技術部門を統括する「新市場整備部長」就任時の業界紙記事。(実名出てます)
”宮良眞氏(新市場整備部長)にインタビュー”建通新聞 2010/12/1 
イメージ 1



2010年7月に一旦別部署へ異動して、4ヶ月後の11月に復帰し技術部門トップに就任。復帰がなければ、少なくとも今の展開とは大分違っていたことは間違いない。改めて偶然の恐ろしさを感じる。また、担当職歴からは土壌汚染対策とは縁が遠かったようにも見える。

その後2012年6月まで同職を務め退職(天下り)しているが、同時期に市場長も中西氏から塚本氏に交代。中西氏やその前の市場長は盛土無しを知らなかったと言っている。後任の塚本氏は空間があることを知っていたと認めた。実施設計図面を見て認識したとのことだが、M部長が交代して技術部門が市場長に情報を上げやすくなったことも考えられるだろう。

なお、第2次報告書に対する「反論書」提出報道の際に、各マスコミに掲載されたM部長発言もご紹介。
・「自分は関与していない」、「やってもいないことに責任を取るのはおかしいのではないか」(テレ朝)
・「私が指示した記憶はない。盛り土は全面的にやるものだと思っていた」、「報道で知るまで盛り土をやっていないという認識はなかった」、市場長の前任や後任とも地下空間に関して引き継ぎをした記憶はなく、当時の石原慎太郎知事からも「特段、具体的な提案を受けたことはない」という。(時事)
・「盛り土をしないことを了解した事実はない」、「部課長会にそのような機能も権限もない」、「盛り土をしないなど大きな工法の変更があれば、中央卸売市場長も含めた検討会を開くのが通常の手続きだが、そのような会はなかった」、報告書について「到底受け入れられない」とした。(産経)
・管理責任は痛感しているとした上で、「自分が“盛り土をしない”という指示や意思決定をしたことはない。私に全責任があるかのような極めて一方的なそしりを受けることは決して納得できない」(日テレ)

→まとめると、「盛土は有ると思っていた」・「管理責任は認めるが盛土無しを自らは決定してはいない」との趣旨と思われる。しかし、前述のようにM部長退任までの市場長は知らなかったのだから、市場長への変更決裁願や承認会議のようなものは無かったと推測される。そして自身は決定していないとしたら、部下の担当部長以下がやったとの主張になる。都側は再発防止や教訓のためにも曖昧にしないで経緯明らかにすべき。この点では小池氏も指導力を発揮していないのは問題。

以上
[追記]
昨年記事で書いたように、技術会議委員に「地下利用」の話をした部長がいたとのこと。
<「長谷川猛」元技術会議委員談…担当の部長さんが、2回ばかり地下空間の話、駐車場にしたりするとか、資料もなくて延々としゃべってるんで、やんなっちゃいまして、一度多分口論したことがあって、そういうことを言うんだったら、ちゃんと資料を作って盛土が無くなるんだから、こうしたらいいんじゃないか、と今から思うと何か口喧嘩をした覚えがあるんで思い出します。>

→M部長は当時土壌対策部門の担当部長で専門家会議・技術会議の担当責任者だったから、該当するのは同部長と想定される。地下利用を考えていたことは当然盛土無しにつながるが、本文の発言報道とは矛盾。百条委員会開催での真相究明必要。

追記以上