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都知事選関連事項…民主党代表選、豊洲移転問題

昨日記事(7/30(土) 午後 0:35)で都知事選関連として、政局展望の一環で以下を書いた。
<当方は参院選後の岡田氏発言では、党首選に出ないことを示唆しているように感じていた。

そうしたら、驚いたことにその直後に以下の速報記事が出た。
岡田克也氏、民進党代表選に不出馬の意向”2016.7.30 14:40更新  産経新聞

その後同日中に記者会見が行われ、正式に不出馬表明。当方はこの会見情報は全く知らなくて、上記のように参院選後の岡田代表発言などから、辞めたい気持ちがあるのではないかと感じていたのを記事にしてみた。そのため辞任自体は想定内だが、公表時期の点に関しては驚いた。

岡田氏は去就を都知事選後の8月に表明する意向と報道されていた。それが前倒しになった理由は不明だし、投票日前公表と云うのも違和感は否めない。鳥越氏敗北が明白な状況で、女性問題噴出を含め支援者・団体等に迷惑をかけた責任を痛感することになるのは当然だが、投票前の表明では投げ出したように取られかねない。岡田氏の健康問題が有ることも想定されるが、1日ぐらい待てない訳もなく、投票結果を見届けてから責任とるのが支援者たちへの真摯な対応。ただし、それぐらいは当然承知だから、表明時期の違和感は今後解明されるだろうか。

さて都知事選の主な争点は「待機児童問題・高齢化対応・防災」というような根本的課題面が多く取り上げられたと思うが、「豊洲移転」も注目されて各候補が視察を行っていた。
それで当ブログでも純個人視察(笑)で現状を外から見て来た。

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現地を見て、これほどの大規模なものとは思わなかった。今の築地とは全く違う印象。
そして周辺整備等も含めた「築地移転」全体として考えてみると、「Too big to fail」が率直な感想。

ただ、内実には深刻な問題が多々有るようなので、このまま一直線で進行とも思い難い。個人的には、今回都知事選絡みで大局的に見て行った予測で「蓮舫氏・桜井俊氏・長島昭久氏不出馬」・「小池氏当選確実」・「岡田氏代表選不出馬」など的中項目が有ったので、「豊洲移転」についても推測してみる。

結論としては、前述の「Too big to fail」が効いて、「移転中止」は困難だが、「移転延期」が落としどころになる可能性が有ると思う。また移転時期に関して報道等からの情報では、「業者としては年末のかき入れ時直前の11月移転は避けたいという声がある」とのことで、尤な要望のように思う。代替時期候補としては閑散期の2月への延期があるということで、これも納得性あり。
ちなみにテリー伊藤も「2月への延期」をコメントしていた。実家が築地場外の老舗卵焼き屋ということで、関係者の内部情報が入っていることも考えられるだろう。

更に小池新知事になって、従来路線の11月移転実行では改革姿勢を見せにくいから、まず2月かそれに近い時期への延期を当選後早い段階で決断し、出来た時間で議論を深めてもらうよう要請するのではないか。議論参加者も拡大するよう求める可能性も期待される。この辺が妥当な対応と推測。(議論の中で完全に致命的な問題が出たら、それはその時に検討されるだろう)

なお、新国立競技場問題との対比では、ZHAが絡む新国立とは違って、「築地移転」は基本的に殆どが国内問題。よって前述のように延期して、関係者間で広く徹底的に論議するという手法が有効にように思う。

しかし、新国立はZHAとの関係性の中でザハ案の根本的真相が隠されてしまい、日本側担当の大手設計会社やゼネコンも沈黙し続け、真の議論が出来ないまま新計画に突入という異常すぎる事態となった。
しかも、新計画にザハ案無許諾流用疑惑(両案比較からは確実に事実)があるのに、担当の著名建築家が虚偽説明し続けるのに乗っかって、関係者が口をつぐみ進行させてしまっている。

このような状況が国民には明らかにされず闇の中のままだが、新国立は「このままでは国際的にも長く恥を晒す建築になる」との危惧が当方は大きい。巨大プロジェクトとして新国立の新計画にもToo big to fail」の面は当然発生して来ているが、旧計画も含めて真相解明は必須と考えているので、JSC・ZHA動向等を注視しつつ五輪準備検証などとも併せて出来る限りの解明取組みを続けていく予定。

以上