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選挙情勢第二弾

昨日鳥越氏の街頭演説状況を新橋で見ることが出来た。

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特徴的だったのは、鳥越氏は至極元気だったが、両隣の「山尾志桜里政調会長と「岡田」党首の様子。両名とも笑顔無しには少々驚いた。ただ岡田氏は元々笑顔を振りまくタイプではないので内心は分らないが、山尾氏はミュージカルの主役をやった経験もおありというのに、写真のように手を振っていても終始無表情。一番最後に少し笑顔を見せた。
やはり女性問題は相当堪えていると思う。駅前だから、電車の吊広告で文春や新潮の見出しを見てる人も多く集まる。

当ブログでは告示(7月14日)で立候補者が決まった翌日15日記事で、マスコミの世論調査や選挙情勢報道も出る前に、有力候補三人について予測を書いた。端的に言うと、「鳥越氏と増田氏は外れて小池氏が残る」という内容で、その理由要約は次の通り
 ①鳥越氏…参院選の結果を受けての「憲法」が出馬理由とは都政とズレている
 ②増田氏…「自民党都議団や都連の幹部」が高笑いするような結果を都民は選ばない
 ③小池氏…上の二人が外れることと、女性都知事誕生は女性首相時代への試金石として女性支持期待

結果的に、その後も状況判断は変わらなかったので、予測はそのままで第2弾は直前になったが、もはや小池氏が勝つことは確実。
ただ、やはり鳥越氏の女性問題には驚いた。ここまで酷い人物とは思っていなかった。文春や新潮を告訴しているが、ジャーナリストやキャスターを務めて人前で話すことに慣れているのだから、本当に事実無根なら告訴の前に記者会見などで説明できる。それをいきなり弁護士を雇って対応させるとは、舛添氏を彷彿とさせてしまう(笑)
それと個人的には、テレ朝の鳥越氏出演番組をよく見ていて、或る時から急に出なくなった感じを受けた時期が有った。そのため裏事情があったことに頷けてしまうという面もある。

また、増田氏は都議団や都連の問題だけでなく、街頭演説でも「政策論争をしたい」と言っているが、小池氏が早く出馬表明していて、増田氏も同様にすれば少なくとも小池氏との論議は始められた。また知名度での選挙にはしたくないと言いながら、知名度アップに躍起になっている。ラガーシャツなども持ち出して実務派より庶民派アピール。どうも、言っていることをそのままは受け取れない人物と云うことになる。

なお、小池さんが当選すると、すぐ政局にも影響が出そうである。まずは上掲写真にもある岡田民主党党首。都知事選が終わってから9月の党首選への対応を明らかにするとしている。当方は参院選後の岡田氏発言では、党首選に出ないことを示唆しているように感じていた。ただし、左右の意見対立が大きい民主党を曲がりなりにもまとめるには、現時点では岡田氏ぐらいしか見当たらず、本当はやめたいが続投という線も考えられた。
しかし、鳥越氏を野党統一候補に選んで、結果として得票が三番手だと責任問題が出て来る可能性がある。本来は民主党都連会長の「松原仁」氏の迷走に大きな責任があるが、土壇場で一応松原氏が推すことを決めた「古賀茂明」氏を、民主党本部側が降ろして鳥越氏にしたのだから責任は明白。ただ岡田氏が降りると、民主党内の混乱が発生しそう。

自民党も都連会長の石原伸晃氏の責任が問われる。こちらは党本部とは足並みを揃えたが、増田氏が鳥越氏の失策により得票二番手になっても、小池氏と上手く調整できず正式推薦者が敗れた責任は大きい。また、都連幹事長の内田都議は、週刊誌やネットで相当書かれて悪名が轟いた形になった。我々が知らなかった東京都の利権構造にメスが入っていくかも知れない。

その際に、小池氏は処分を恐れず応援に駆けつけてくれた元検事の「若狭勝」議員に協力を依頼して、真相解明に取り組む可能性が高い。都議会・都連と小池氏のバトルがどうなるか、大きな注目点。なお、小池氏は出馬表明する際、5分前だったが「平沢勝栄」議員には電話したようである。平沢氏も電話貰ったことは認めているが、結果的に支援はしていない。東京都連の総務会長と云う要職にあった為かも知れない。しかし、ここで支援に動けば、TV等で見せていた率直な物言いの平沢氏のキャラともマッチして注目度アップした可能性が有るのに、政治的判断ミスと思える。ただ、入閣待ちの常連でもあるので、(邪推として)来月早々の内閣改造で入閣を匂わされたりしていたのかも知れない。それでも 実際にメリットがあるのは小池支持だったと思うが、現在70歳とのことでもあり、もし入閣が叶うならば将来のメリットより最後の一花の方が重要かもしれない。

ということで、都知事選の結果はもはや見えたと思うが、その後の小池氏や若狭氏の動き、各党の責任問題、政治家たちの人間模様など選挙後も注目点が多くなりそう。

以上