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日産の責任を明示するCM

ゴーン氏が業務提携に関して次のようなことを言っている。
カルロス・ゴーン社長「(三菱は)消費者の信頼回復のため、できる限りのことをするべきだ。(不正の)歴史を繰り返さないためにも、真の変革が必要だ。その変革は三菱自動車が起こすべきで、我々(日産)は支援するだけの立場だ」>
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しかし、日産にも大きな責任がある。日産のCMから、それが良く分かる。
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①2013年 ”日産 デイズ 「日産ラボ」篇 ”30秒頃~
<軽自動車に日産の先進技術を詰め込んでクラスNo.1の低燃費で免税 その名は日産デイズ>
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<新しいデイズは減速するたびバッテリーをチャージ 達成クラスNo.1の低燃費 ニュー日産デイズ>
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2013年登場時のみならず、2014年には「バッテリーアシスト技術」を搭載している。日産にも少なくとも2度の大きな測定機会があった。CMがそれを表している。しかも「日産ラボ」篇となっているのが泣かせる(笑)し、「日産の先進技術を詰め込んでクラスNo.1の低燃費達成」と堂々アピール。

OEMで供給を受ける場合にも、自社でも測定するのは基本で当方の経験でもそうしていた。自動車のような複雑な商品で新製品なのだから、当然日産は発売前に確認しておく必要があった。CMの通りである。特に発売後の2014年に導入した「バッテリーアシストシステム」は「新技術」とうたっており、綿密な確認が必須。三菱やNMKV側のデータを鵜呑みにして日産側でダブルチェックの試験を行っていなかった場合は、技術や品質の意識が決定的に欠けている。またCMは嘘だったことになる。

NMKVに関しても日産は50%出資し、当初からずっと社長も出しているのだから、三菱より監督責任は大きいとも言えるだろう。
ゴーン社長と日産幹部は、まず自分たちも謝罪会見を行って、経緯と責任の所在を明らかにするのが先。ただ、マスコミも日産は重要な広告主だから、このまま日産が正義の味方(笑)で進んでいくのだろうか。 実態とは逆の認識が残っていく実例がまた追加されそう。

以上