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A案決定(審査結果分析ではB案が妥当?)

本日午前「A案」選定が政府により正式決定され、「大成は外すべきではない」という当ブログの第一優先は実現。
審査結果の採点合計表も公表されたので、ざっくり分析を行ってみた。審査項目に関して、効果が発生する主な時期で①群と②群に分けた。

イメージ 1

これを見ると、主に完成後に効果を発揮する項目(②群)ではB者が6項目中5項目で上回り圧勝している。特に観客のことを考えた項目と思われる「建築計画」で、18点という大きな差を付けている。
A者は①群の3項目で全勝とはいえ、提案書公開部分において工費は7億円差(約0.5%差)で工期は全く同じ。仮に公表されていない部分でA者に更なる工期短縮があり、しかも「ラグビーW杯に間に合わせられる」という利点でも打ち出していないと、個人的にはトータル8点差があっても「総合評価でB者選定」が妥当な審査内容にも見える。

しかし、納期が2019年11月末より前倒しされたという話は今のところ出ていないと思われる。A者が工期短縮の項目で27点という大差を付けている理由は何なのか。JSCはどのように説明するのだろうか(HPで公開された審査講評では言及なし)。まさか「大成は公募よりずっと前から検討していて提案内容が確実」という裏事情は言えないだろう(笑)

また、大成・竹中の協力体制の話が今後出てくるかどうか。(4社JVも考えられなくはないが、やはり多すぎるだろう)

以上