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ZHAビデオ(2015年8月)の理解に関して

雑誌「ZAITEN」(元「財界展望」)2015年11月号の「安冨歩」氏コラムで、ZHAビデオについての見解が書かれていた。(当方の紹介対象は「」印以外の部分になる)

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」印部分以外の基本趣旨を「ZHAビデオに詭弁が含まれている」と理解すると、表現の仕方などは別にして当方も同見解。更に詭弁にとどまらず、「虚偽が含まれている」ことも当ブログ12月3日記などで述べてきた。
(*印部分の新国立競技場要否に関しては、「新国立競技場は建てることが望ましいが、熟議が必要で混迷のため時間が足りなくなってしまった。よって五輪には間に合わなくとも国民的議論を行って、日本のスポーツや景観などへの意識が変わっていく契機になるような仕様にしてから建てるべき」というのが当方意見)

ただし、理解の仕方は色々あると思うので逆の見方として、以前にも取り上げさせて頂いて、「質が高い」と評価しておられた「片山惠仁」氏記事を示す。
このビデオをもっと早く公開すればよかったのではと思います。予想外に質が高く、例えば歩廊のイメージなど、コストで揉める前に丁寧に説明していれば状況は確実に変わっていたのではないでしょうか。>

いずれにせよ今後応募案が公表されてZHA案との比較論議が出てくる可能性は高く、上掲両氏理解も参考にされて、皆さんそれぞれで見解を再整理などされると、今後の論議を見て行く上で有益ではないだろうか。

以上
[追記]
当方も(建てられるなら)ザハ案全否定ではなく、逆に劣化したと酷評されることが多い修正後のデザインは、敷地に収めるための縮小という必然性も有り、バランス的にはそう悪く無いと感じていた。そして例えば片山氏も評価しておられる「デザインの説明」での「3)夜景における日本の行灯のような効果」は、日が暮れて行われる開会式等において「報道ヘリの映像」という視点から、インパクトを出せるメリットがあることを9月12日記事で書いた。透明や半透明膜では陽射しが強いと遮光が必要になる等のデメリットとの勘案は必要だが、単に「上空からの様子は下を歩いている人には見えない」というような一面的な見方には疑問あり。今回の応募案では屋根の素材は別としても、上空からの姿はどうなるだろうか。

追記以上