サブトラック

昨日紹介の11月13日記事ではサブトラック問題も取り上げた。その補足。

まず皆さんも見られていると思うが、「新国立競技場整備事業の技術提案等審査委員会」による「業務要求水準書（案）」（8月26日）でサブトラックは絵画館前広場に設定されている（下図右下）。仮設と考えられる。

それに対して、車道を一部廃止し、バッテングドームなどの施設も無くすという前提で、スタジアムに近めの位置にサブトラックを仮配置してみると以下のようになる。これを常設に出来ないだろうか。（管理棟の位置やデザインも要検討。Ａが微妙な位置にあり、これが移設できればサブトラックも含めて配置はもっとやりやすくなるが緑地保存で難しいかもしれない。個人的には適正配置のために移設して欲しいところ）

軟式野球場やバッティングドームなどから明治神宮が得ている収入は、サブトラックの借地代として国が神宮に支払うなどすれば調整は付くのではないか。

後は軟式野球場の利用者だが、これはどうするか今のところ当方も廃止以外の案が無い。やはり既得権益の調整が一番難しくなる。それでもサブトラック常設は、陸上競技場として使用していくためには必須と考えるべきで、神宮や軟式野球場利用者代表などと率直に話し合うのが良いと思う。

また車道の廃止も反対が出ると思うが、関係大臣等で調整すべき事項。五輪担当（遠藤大臣）、国土交通（石井大臣）、文科（馳大臣）、警察（河野大臣…公安委員長）、東京都（舛添知事）などが参集して名案と英断を期待したい。

なお、サブトラック常設化すると絵画館前広場の復活は出来なくなるが、半分だけでも広場に戻して一般開放して貰えば新たな名所になると思う。ポプラ並木から絵画館へ直線で至る道も復元できて良い雰囲気になることは確実。

以上