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ビデオニュース検証番組

(本日一本目記事)
先月になるが、2月4日判決を受けて神保氏のビデオニュースで2月7日に以下の番組があり、その中で「決定的証拠」に関連した話があった。
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実刑判決は出たが課題は未解決のままだ” 2015年2月7日
<今回は片山さんが墓穴を掘ったわけです。ちょっと早まって、自分が犯人じゃないというメール、真犯人メールと云うのを送る時に凄いくだらないことなんだけども、一連の犯人からのメールが送られたアカウントに入ろうとしたんですね。入ろうとしたんだけどアカウントは閉鎖されていた。だけど入ろうとしたということで、彼がパスワードを知ってることがバレて、犯人しか知り得ない情報を彼が持っていたということになったと云う経緯だったんです。(当方注:片山氏が埋める前のスマホで該当アカウントにログインし、メールアカウントは閉鎖されていて使えなかったが、ログインできたことでパスワードを知っていることが分かり、犯人と特定された)

でもそれ以外は実は決定的証拠というのが1個も無かった。よく言われていることは、決定的証拠が無いから、裁判所がもしかしたら訳分かんないから有罪にしてしまう可能性はあったけども、それはむしろ危険なことかも知れない。つまり本当の意味で犯人であることが証明されていないのに、裁判所が正確に証拠を評価する能力がないから、「これは十分怪しいだろう」と云うことで有罪にしてしまうことが懸念された。河川敷から真犯人メールなるものを送る5月16日まではその状態が続いていたと言われている。

ただこれは細かい話になるのでやりませんが、いま本にまとめているのでその中できちんと書きますが、サイバー捜査能力がもう少し高ければ実は犯人であることが証明できたことが何点かあるんですね。それが裁判で全く出来なかった。出来ない中で相手が墓穴を掘ってくれたので、もっと初歩的な段階で「こいつが犯人だ」ということになったので、露呈しなかったということなんです。

だから2つのことです。まずそれを指摘するだけの捜査能力がなかったように思えることが非常に心配要素である。と同時にそれでも裁判所は有罪にしてしまったかも知れないというのが、もう一つの心配要素で有ったんです。それも今回もっと初歩的な変なことを被告がやったので、全部飛んじゃった。結果的には「犯人捕まえて有罪に出来たんだから、もういいでしょ」という話になってる。>

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これについて二本目記事で検討する。

以上