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当ブログに言及していると思われる他ブログ記述に関して

当ブログのコメント欄などでもご紹介を受けたことがある「遠隔操作事件を追うブログ」(以下「追うブログ」)の今月記事に、当ブログを指していると思われる記述があった。
当ブログの名前は出しておられないが、「非論理的」という批判が行なわれている。それで冒頭部分をまず段落(項目)に分けて分析し、更に詳細を検証してみる。

[分析表]
イメージ 1

[検証]
項目⑦の記述は当ブログに対するものと思われるが、「証拠が開示される前の2013年6月の時点」となっている。これは2013年7月18日の第三回公判前整理手続において犯人性の証明予定事実記載書(第3部)が示される前の当ブログ記事を取り上げて、批判しておられるようである。
批判の内容に関しては一旦置いておくとして、まず対象時期として、2013年5月から書き始めて2015年まで書き続けている当ブログに対して、その全体ではなく特に「2013年6月時点」を取り上げておられることに奇異さを感じる。
と云うのは、③で別の人の「1年半」に渡るツイートを「比較的理性的にこの事件に注目し、弁護側の主張を聞いていた人の典型のような意見の推移」と評されている。「意見の推移」ということで時系列全体を見ておられるようなのだが、何故か当ブログに関しては、最初期の頃の「2013年6月時点における動機検討」がピンポイントのように抜き出された形になっている。この違いの意図が不明。(当ブログ全体では真犯人メール前に「クロの可能性の方が高い」という見方を提示している)

また、③の人は真犯人メール発覚まで冤罪説で、裁判も無罪判決と思っておられたのだが、「追うブログ」さんは「理性的」と評価しておられる。それと比較すると、④に挙げられているジャーナリストなども③の人と同じような見解の推移をたどった人が多いと思われるが、その人達も「理性的」と評価しておられるのだろうか?

それと、②では「弁護側に開示された犯人性の証拠の記事と、受刑者の保釈時の記事に対するネット上のコメントは、受刑者を応援する意見が特に多かった」となっている。前述の2013年7月に犯人性証明の検察側主張と証拠が示されてからも、受刑者(片山氏)応援の意見が多かったことを批判的に述べていると思われる。だが、当ブログに関しては開示前の同年6月記事を特に取り上げておられるのは何故なのだろうか。

更には、当ブログに対して「他の考察も非論理的で多く間違っていた」と述べられているが、例えば7月18日証拠開示後すぐの同月24日には以下の様な考察記事を当ブログは掲載した。
”現時点情勢分析(7月24日)” 2013/7/24
この記事は当時における証拠と反証を13項目挙げてみて分析検討を行なっているものである。当方としては「論理的」に行なったと考えている。当然ながら分析的手法は論理的検討の基本であり、それが「非論理的」とは当方には理解できない。また「客観的」と共に「論理的」を当ブログ全体を貫くモットーとしてやってきたので、「他の考察も非論理的」と真逆に評されたのには驚いた。(6月の動機検討の方も論理的に行なったと考えているので、今後別途説明を記す予定)

また、上記の情勢分析記事において当方見解は以下のようにしていた。
<現時点では「首輪装着時間帯を5分に狭めた証拠は重いが、肝心の遠隔操作の証拠不十分で、トータルでは弁護側有利ではないか」と当方は見ている>
検察側提示の首輪装着時間帯5分については、当方も「重い」と云う客観的評価を示している。それでもなお肝心の遠隔操作犯行に関する特定は「東京都内又はその周辺・・・」という曖昧なままであったので、裁判上は弁護側有利ではないかという見方を示したものである。

このような点が「追うブログ」さんからすると問題有りとなるかも知れないが、「実際に犯人であるかどうか」と、「裁判での有罪無罪」の決着は別物になる場合がある。よって当方は「真実追求」と「裁判の行方」を二本立てで検討してきた。
しかし、「追うブログ」さんと当方では「裁判の行方」の面で見解の違いがあったようである。特に、真犯人メールがなければ2014年6月以降は弁護側反証のフェーズに入る予定であったが、反証が裁判の行方に影響を及ぼす可能性があったことへの見解などが異なるのではないかと思う。当方見解は「隠れた真実」検討の一貫で昨年検証しているが、「追うブログ」さんの見解も対比しながら別途再検証してみたいと思う。

なお、「追うブログ」さんは3月15日記事の最後に「ブログの更新は一応の締めとします」と書いておられるが、「一応」ということであり、今後当ブログ記事を見て追加の御見解等を書かれるかも知れないので、出てきたらそれも考慮に入れて検証させていただくつもり。(例えばもし⑦は当ブログ以外が対象であれば、それが示されるか)

以上