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 隠れた真実1「決定的証拠は複数あった」(補足2)「SDカード日付」

(本日2本目記事)
昨日記事の補足の続き。
SDカード改ざん履歴に関する話で、以下公判証言によると警視庁の解析作業は「EnCase」というデジタルフォレンジック用ソフトウェアを使って、HD全体にキーワード検索を行う手法で行ったとのこと。
そして証言には無いが、SDカード解析にもHD同様に「EnCase」を使ったと想定される。

”第2回公判傍聴メモ”
”「EcCase」”

野間氏の方はEnCaseを使用しなかったとのことで、多分以下のように非常に高価なためだろう。
”「捜査機関も使ってる」、サーバーから法的証拠を抽出するソフトをマクニカが販売”
EnCaseの価格は、Examinerが1ライセンス4000万円程度。

そのため、第17回公判での野間氏証言に対する検察官質問で、「EnCaseを使ったか?使わないと解析できないのではないか?」と突っ込まれていたが、野間氏は「他のソフトでも出来る」と回答していた。

結果的に、SDカード改ざん履歴は高価な「EnCase」では発見できなかったため、検察側は「改ざん可能であることを証明する」という方針にとどまった。
それに対して、野間氏が使ったソフトは不明だが、そちらでは改ざんが日付まで明確に発見できたということになる。
(但し、野間氏は「EnCaseでも発見されていたと思うが、それがどういうことか解析担当者が分からなかったのではないか」ということも言っていた)

以上
[追記]
以下のように「補足3」の記事を追加した。
”[PC遠隔操作事件] 隠れた真実1「決定的証拠は複数あった」(補足3)” 2015/1/8

追記以上