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嘘(虚偽)の見分け方

雲取山で重要部分の虚偽証言が複数あり、片山氏は全面自供後に嘘をつく必要が無くなったと思われていたが、やはり真偽を見分けなければいけなくなったと思う。
片山氏の嘘の見分け方に関して、参考になるのではないかと思う発言が以前の記者会見で野間氏からあった。
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”第9回公判後記者会見” 2014年5月22日
<57分頃~ 野間氏
----神保氏:片山氏とのやりとりで、説明に矛盾があったり、辻褄が合わないようなところは無かったか?
野間氏:疑問が解消されないようなものは幾つありました。例えば色々な検索のログとかでも、片山さんが記憶に無いと言ってるものが、本当に片山さん以外の人が出来たかどうかということは、証明できるような状況にならなかった。
それ以外でも、アリバイを主張するようなところでも、何か言葉を濁すところが幾つかあり、そういうところはデータ上はあやしい方向、検察側に有利な方向で指し示しているのは幾つかあった。それは解消されなかった>
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野間氏回答から見えてくるのは、公判証言・会見発言などの様子も併せて考えると、片山氏の反応は次のように分類が出来るのではないか。
 (1)本当のこと、嘘をつこうと決めたこと(想定問答)…スラスラ答える
 (2)回答が思いつかず、答えに窮する問い…言葉を濁す

(1)は第14回、15回公判において、片山氏が弁護側の質問に対して、すぐに口を開いて澱みなく答えていくことなどから推察できる。

そして、嘘を見分けるポイントは、野間氏が気づいた(2)になると思う。
「言葉を濁す」ということは、Yes/Noをはっきり言わないということであろう。
(1)のスラスラとは落差が大きく、分かりやすいのではないか。

竹田弁護士が接見する時に、「言葉を濁す」という反応はなかっただろうか。
特に雲取山の虚偽証言について片山氏に確認する際に、「言葉を濁す」ような兆候があったら嘘をついていることを想定すべきと思う。

なお、母親は片山氏が嘘を付く時の癖を知っているそうであるが、弁護団では具体的な癖を掴んでいるのだろうか。(母親の精神状態のこともあるから、敢えて聞いてないかも知れない。また既に片山氏の方が知っていて、今は癖を出さないよう対処していることも考えられる)

それと、雲取山虚偽証言の件は、まだ嘘をつくメンタリティが片山氏に残っていることを示したことでも意味が大きい。未だに嘘をつく理由は不明だが、心理鑑定が今後もし行われれば解明対象になると思われる。
なお、人によっては嘘をつく際に、論点そらしや詭弁を使う人もいる。片山氏にはその傾向はあまり無いように思われる。(理系的性質の現れだろうか)

以上