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雲取山証言の心境検討

(二本目記事)
片山氏の心境面から雲取山証言を考えてみる。
犯行を認めてからの先が見えない境遇で精神状態が不安定になっていることは考えられる。当方も傍聴した印象で、特に第15回は「目が浮いている」という感じがしたことは既報の通り。
だが、以前記事で紹介済みの以下の件がある。
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”第15回公判2(片山氏の仲裁)”2014/8/10
これは、まず自宅マンション監視カメラ映像の有無を巡って、検察側が異議を唱え弁護側も反論して強めの言葉の応酬があった。膠着しかけた時に片山氏が割って入る感じで発言し、「マンションを出た時刻が証拠にあるので、映像があると思われる」と論理的に述べ、検察側・弁護側も納得して一発で収まったという経緯である。
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エリート集団同士の応酬を見事に仲裁できる能力がありながら、雲取山証言では本人なら本来間違えようのない重要事項について、事実と全く違う内容で証言している。
なお、仲裁は第15回での出来事だが、第14回及び第15回とも様々な内容の弁護人質問に驚くほど淀みなく答えていた。弁護人と大筋で事前打合せしているとはいえ、細かい所の記憶もしっかりしていて、記憶力にも問題は感じられなかった。
それなのに雲取山だけは、埋設位置や人がいたかどうかなど非常に分かりやすい事項を、事実と異なって証言している。また、雲取山での行動は長谷川氏から示唆がある何らかの「抑圧」とも本来無関係に思え、事実通り証言する妨げになるものは自供後に関しては無いはずである。
色々考えて見たが、結局今のところ矛盾が多すぎて深い心境は読めないということになる。本当に不思議な人物である。

しかも、「自分の心の中にどんな化け物がいるか分からない」と物凄いことを言っている。
エリート集団の仲裁が出来て、多くの質問に淀みなく答えられても、「自らの心の中の化け物が分からない」と言う。もはや「壊れている」という表現でも追いつかないぐらい、特異過ぎる心理なのかもしれない。長谷川氏がコメントしているという「自閉症スペクトラム」なども影響しているのだろうか。今のところ当方には理解不能の心理である。
心理鑑定が行われていたとしても、どのような面を見せたかは分からないが、鑑定が認められなかったことは誠に残念。裁判長は今からでも考えなおして欲しいぐらいである。

以上
[追記]
雲取山証言に大きな疑義が生じた原点となった「USBメモリ埋設位置」の☓印であるが、単に印位置だけでなく「写真がもう少し右にずれていれば穴が写っていた」という片山氏発言も重大であることを改めて強調しておきたい。
混乱しただけでは出てこない発言である。「写真欄外だから穴が見えない」という暗黙の論理を示して、「穴は見えなくてもX印の位置で正しい」と自身の位置主張に補強を加えている。(一発で仲裁した時の論理性を彷彿とさせる)
しかも、初めて見るのではなく何度も見ていることは確実な写真なので、良く知った上での発言であり故意とみるよりない。
(写真再掲、「写真が右にずれていれば(Xの位置に)穴が写った」と片山氏は証言)
イメージ 1

昨日、もし雲取山証言を「虚偽」としたくない方のためには、「広義の虚偽証言」や「みなし虚偽証言」としても良いと書いたが、実際は”事実と大きく異なる埋設位置指定”と”「写真がずれていたら穴が写った」という実際は無い穴をあったと思わせようとする証言”を併せて考えると、客観的に見て真性の「虚偽証言」と断定せざるを得ない。(側面A土台下の地面が斜めになっていて、土台との隙間がある所に掘られたのがkokohore2で、土台下に隙間が無い側面B右側と取り違えることなど、自分で掘ったなら本来有り得ない話。また既報の通り他にも重要な部分で事実と違う証言が複数ある)
今後当方は「雲取山証言は重要部分が虚偽証言である」ということを更に明確に打ち出す。

なお、この期に及んでも片山氏が虚偽証言する理由を推測するのは話が広がりすぎるので今は止めておくが、片山氏と事前打合せして回答を確認してから法廷で質問したと考えられる竹田弁護士におかれては、片山氏と再度向き合って是非真相を引き出して頂きたい。
また、今さら虚偽証言する心理について、長谷川氏のアドバイスも得て片山氏と対峙して頂きたいと思う。

以上