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12月1日は埋めていないと考えられる理由

本日は又雲取山の件。
今のところ登山者の写真やコメントからの検証では「埋めるのは困難だった」としか思えない。
雲取山証言の不可解さを考えてみると、当方として以下の3点がポイントになる。
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①10:40頃到着とすると10:37~10:59には三角点や標識の写真が多数あり、複数の登山者が滞在していたので、人に見られずに穴を掘ることは困難と考えられる。
②見られても良いから人がいるときに穴を掘って埋めたとしたら、その通り証言すれば良いにもかかわらず、「人がいない時間が5分ぐらいあった」と明確に述べているので、前項と同様に写真等の検証から虚偽である。
USBメモリの埋設位置証言が全くの虚偽で、しかも敢えて写真欄外を指示して穴が存在しないことを隠す意図まで感じられる。
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結果的に虚偽証言は明らかな上、特に③のように「埋めてない(穴がない)ことを隠すようなストーリー性」を当方は感じる。今後片山氏の再言及などがあって、これらの謎が解けるのかもしれないが、虚偽証言の理由だけでなく、ストーリー性付加と思えるような内容までスッキリした説明が得られるであろうか。
更に現時点での証言検証を整理しておくことにする。
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(1)証言に明確な虚偽が幾つもあり、山頂での各場面の証言には(虚構の)ストーリー性が感じられる(ただし、虚偽証言と確定できるものと未確定のものがある)
(ⅰ)山頂到着時他に人がいなかった…虚偽ほぼ確定(到着時刻が未確定だが証言通り10:40頃なら10:37写真とその時に「5人程度いた」というコメントで虚偽確定)
 →埋める場合の心理想定をして、開けた山頂で他に人がいる時間帯は埋めたりしないだろうから、辻褄合わせで「人がいなかった」というストーリーを立てたのではないか。
  また、「他に人がいた」と正直に言うと、その人を探し出されて聴取や写真を入手され、「穴を掘っていたりしたら気が付きますよ」というような証言などで埋めたことを否定されかねない。(目撃だけでなく騒音が少ない環境だから音でも気づかれる可能性がある)
(ⅱ)埋設場所はB側面の写真欄外…虚偽確定
 →埋めていないので10:51写真に穴がないことを知っているから、整合性をとるために写っていなくても分からない写真欄外にすることを考えたのではないか。
(ⅲ)人がいない5分ぐらいの間に何ヶ所か掘ってみて、最終的に三角点付近にした…10:37~10:59写真から5分もの人がいない時間帯は到底考えられず虚偽確定
 →試掘の話は余分にも思えるが、片山氏としては尤もらしさを付加するためのストーリーとして加えたのだろうか。
(ⅳ)kokohore1の修整はgoogle画像検索にかからないようにするため…既報の通り実際に当方がやってみたところ現時点では元画像が出てきてしまうため、修整だけして確認してないか、虚偽の可能性もあり
 →トリミングと回転の理由を竹田氏から質問された時に、この修整は2chの一部では謹賀新年メール解読後早期に指摘されていたので、片山氏も知っていて前から考えた答えをしたのだろうか。或いはもしかして当ブログの内容でrec*lde**des*さんの検討結果を知ったのかも知れない。ただし、以下のように当方が転載して記事にしたのは再収監された後なので果たして見ているか。
  kokohore1検討(転載) 2014/6/1
また以前記事にも書いたが、仮にgoogle画像検索で出てこなくても、「10月から仕込んでおいた」と明記した上で同年10月のヤマレコ写真流用してバレないという発想を、2chヘビーユーザーである片山氏がするとは思えないと云う点も、埋めていないということの補強証拠になるか。
(ⅴ)kokohore2の修整内容…既知の内容のため虚偽かどうか判別付かず
 →開示証拠やメールの内容に合わせたことが考えられる。
(ⅵ)片山氏版「ここほれ」写真を撮ったが雪の粒が写って使えなかった…当該写真は削除したとのことで撮影真偽は判別付かず
 →ヤマレコ写真流用の理由説明として片山氏が12月1日の写真を見たりして考えたのではないか。或いは山頂にいた実体験で雪が降ってきたことから思いついたか。ただし、雪の粒がはっきり見えるほど降ってきたのは(実際は「雹」と考えられるが)、11:30過ぎではないかと思われ10:40頃からの滞在では長すぎるという感じもする。食事もコンビニおにぎり(これは正しいとして)ということで、11:08頃からは粉雪も降ってきて11:30すぎまで長居する理由は考えにくいのではないか。実際の下山時刻について片山氏が今後言及するだろうか。

(2)山頂滞在全体や登山中も含めたストーリー性も持たせているようだ
(ⅵ)滞在時間(40分~50分)、前半後半の区分、雪の降り出し…虚実ありそう
→保釈後に述べた30~40分が正しい可能性もありそう。滞在後半に雪が降ってきて「ここほれ」写真に雪の粒が写ったというストーリー作りのために、法廷証言では滞在延長がされているのではないか。(ただし、検察側は少なくとも山頂到着時刻は登山者聴取などで掴んでいる可能性もあるだろう。把握している場合は一体何時頃の到着だったのかが問題。また保釈後でも40分~50分と言っていた場合もあったような気もするが、どこでの発言か定かではない。また滞在時間がブレること自体が疑問符が付く)
(ⅶ)途中で他の人には会わなかった…出発6時頃と早いので追い越す人や下山者とのすれ違いの可能性も高く虚偽と見ていいだろう
→「途中で人に会わなかったぐらいなので山頂でも人がいなかった」という辻褄合わせの可能性あり。

(3)片山氏の心境想定
→12月1日は埋めていないが、何らかの理由で辻褄合わせのストーリー考えたのではないか。
事実と合わないところは自己中思考が発揮されて、何とかなると思った。検察側が指摘することのリスクも、何となくいけると思ったら実際そうなってしまった。
(ただし、なぜ虚偽証言をしているかの理由に関しては、当方は現在想定できていない)

(4)それでも辻褄合わない点
→保釈後インタビューでの<雲取山は雪が降ったようですね? 「途中から。山頂についたときは、粉雪ですね」> という発言は意図が不明。少なくとも10:37~10:59は写真によって雪が降ってないことは確認できるし、雪が降ってきたというコメントもない。また、他の10時台の山頂到着登山者のコメントでは概ね「途中は曇っていたが山頂に近づくにつれて晴れてきた」という天候だったようで、登りの途中から雪という発言も信憑性に疑問あり。
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[検証からの論点整理]
まず「12月1日にUSBメモリを埋めたかどうか」は2択問題である。加えて、証言の中で少なくとも「10:40頃到着時に5分ぐらいは他に人がいなかった」と「USBメモリ埋設場所」は完全な虚偽である。他にも虚偽と考えられる証言は色々あり、単なる記憶違いや記憶混乱とは考えにくい。
整理して考えると選択肢は以下になる。
 A.:埋めたのに、その時の状況や行動を正直に言わず、わざと虚偽証言をしている
 B:埋めてないので、辻褄合わせの架空ストーリーを考えて虚偽証言をしている

どちらの場合も意図は不明であり、「何故今更虚偽証言をするのか?」という疑問の答えは出せていない。しかし、事実関係からはこの二択にならざるを得ないと思う。比較するとBになると云うのが現時点での当方見解である。
どなたか、Aでも説明が付けられる、或いはAB以外の可能性もあるというご見解をお持ちの方がおられたらコメントよろしく。

以上
[追記]

雲取山関連では他にも疑問な証言がある。当ブログ以下記事に書いた件である。
”捜索令状”2014/6/19
<「自分は登ってない」というふうに言うつもりだったそうです。
ところが事実だと思うんだけども、捜索令状の差し押さえるべきものの中に「12月1日に雲取山で着ていた服」とか云うものが書かれていた。
瞬間にそれを見て、12月1日頃に雲取山に登ったことは分かってるというふうに考えて・・・>

非常に臨場感もある話だが、逮捕は2月10日。江ノ島に監視カメラがあったことを知ったのが1月6日か7日。それで「ヤバイ」と思った時に、江ノ島だけでなく雲取山関係も見直して、ヤマレコの12月1日の記録を確認しなかったのか? 
また、その前に延長戦メールで「ネットで見た12月の写真だと、三角点の土台周りの土が風化して減っているようです」と明記しているのだから、直前の12月下旬や1月早々の写真を見たとしても、比較のために12月1日の写真も確認するのは当然の行動だろう。ただし、自分の撮ってきた写真でも埋めた際の土の状態は確認できる可能性はあるが、元々10月写真流用などでもヤマレコは見ているのだから、12月1日のヤマレコを全く見なかったということは考えられないと思う。

ヤマレコの写真は沢山あるが、片山氏は登山日を12月1日と特定できるのだから探すのは容易。しかも自分が山頂にいた時間帯で三角点土台下が見えるのは10:51写真しかなく、12月1日全体でもこの1枚だけである。自分の姿はすぐ目につくので、半身でも発見できる。
つまり、雲取山のヤマレコ写真への写り込みは少なくとも延長戦メールの前には気づいて、警察がそれを発見するのは推測できたはずである。江ノ島監視カメラ設置済み報道の後は想定問答を考えたというのだから、雲取山登山も把握されることを前提に答えを考えていたということになるだろう。

それを逮捕当日の捜索令状記載内容で再確認したというだけならまだしも、「『自分は登ってない』というふうに言うつもりだった」というのは虚偽証言の可能性を考えざるを得なくなる。
また、もし本当に逮捕時まで12月1日写真に自分が写っていることを確認できていなかったとしたら、今度は片山氏の認識能力の推測に影響してくる。

どうも片山氏の尤もらしい証言にも疑義を持って考えなければいけない気がする。12月1日の写り込みにいつ気がついたのかは、まず明らかにすべき項目だろう。
また、既報のように、写真の検証で「12月1日は埋めていない」可能性が高くなったと当方は考えている。埋められていないことを知ってるからこそ、12月1日写真はスルーするために、捜索令状での確認というストーリーにしたのだろうか。
このストーリーは穿ち過ぎかも知れないし、まだ整理が付いていないので問題提起のみに留める。

追記以上
[追記2]

本日そしてこのところ色々検討してきた結果として、「12月1日に片山氏は埋めていない」と云う前提で考えると、当方は現時点で以下に至った。
 ”協力者又は共犯者の存在を想定せざるを得ない”

別の人物の存在を考えないと、現在当方には雲取山の矛盾を説明できる方法がない。
更に考えていくと、これを補強するような論拠が出てくる。
検察側主張の12月1日「頃」と、公判前整理手続で持ちだしたという「情を知らない第三者又は共犯者」である。

「頃」に関しては、遠隔操作の犯行場所特定も「東京都内又はその周辺」という非常に曖昧なものだったので、雲取山も埋めた証拠が曖昧だから「頃」としたのかという程度で考えていた。
しかし、片山氏は12月1日しか登ってないとされているのだから、12月1日「頃」としても実質的に意味が無い。「12月1日に埋めたと考えられる」ということで、裁判所を納得させることも出来るだろう。

そうなると埋めていない可能性を検察側も考えていたのではないだろうか。
また、10:51写真を警察は鑑識で詳細分析しているはずだし、撮影者のB氏への聴取が行われ他の写真も提供されている。それ以外の投稿者からも聴取して大量の写真を入手しているのは確実。それらの解析から埋められていないことをほぼ掴んでいるのではないか。

それで10:51写真に穴や埋めた跡がないことを知っていて、弁護側の被告人質問における片山氏の全く違う位置の証言をスルーしたとすると納得がいく。ただし、検察側の真意を確認することは出来ないから、今は憶測レベルにすぎないのは確かである。
だが、片山氏が埋めていないことを掴んでいたからこそ、埋設を否認されたらその方が真実なので、一見荒唐無稽でも「情を知らない第三者又は共犯者」を持ちださざるを得なかった。こう考えると説明がついてくる。

なお、wamogaさんも片山氏は埋めていないという詳細な検証をされて、更に片山氏は無実で別の埋めた人物が真犯人という検討もしておられる。それに対して当方は片山氏も事件に関与しているが、別に協力者か共犯者もいるという見方である。「雲取山には埋めていなくても片山氏は事件に関与している」という検証は当方として別途行っていく予定。

また、片山氏が埋めていない場合は、「協力者か共犯者」が埋めたとしても、それが誰でいつどうやって埋めたのか?、何故自ら名乗り出たり本当の真犯人メールを送らなかったのか?、など数多くの根本的な疑問が出てくる。今のところ手がかりは無い状態だが、少しづつでも考えていく。

それにしても、当方自身でも余りにも唖然とする推測なので、こんなことを書いても良いのかと我ながら心配になる(笑) 
当方予測が外れることになっても是非真実を知りたいので、片山氏には早く矛盾を解消する再説明をして貰いたいものである。

追記2以上