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第14回公判(刑務所と「時計じかけのオレンジ」)

公判の最後で佐藤氏が「一点だけ確認」と言って以下の質疑を行った。
――ラストメッセージで「私が『負け犬』から復帰するためのリベンジ」とか、自分のことを「壊れている」と言い、「私を壊したのは奴らだ」とも書いてある。それはあなたの本心でもあるのか? 
創作したキャラクターでありながら、ちょっとだけ本心でもある。刑務所で酷い目にあって壊されたという思いがある。社会のシステムに対する不満は、動機の一つかな、と思う。

「刑務所で酷い目にあって壊された」ということで、旧本名ツイッタープロフィール画像とPC版の壁紙に使われている映画「時計じかけのオレンジ」との関連が注目される。(ただし、PC版での壁紙画像はいつの間にか無くなっていた。時期や理由は不明)
時計じかけのオレンジ」のあらすじはネット検索していただくと沢山出てくる。旧作だがそれだけ有名な映画ということになる。
端的に関連を言うと、刑務所の中で「ルドビコ療法」という(架空の)心理療法を受けて性格改造されるというストーリーが有る。

このTwitter開設は2011年11月で犯行よりずっと前であり、片山氏が服役の初期に対して強い嫌悪を述べていることも考えると、心理分析において重要と思う。ただし、漫画「予告犯」の主人公にも思い入れがあったように、自分が興味あるものに重ねあわせて自分のイメージを作るというような意味合いもあったかもしれない。

Twitterに関して「時計じかけのオレンジ」と並んで当方が注目するのは、旧本名は「服役前への回帰」の思いがあって敢えて使用したという心理的可能性である。旧本名はネット検索で前科の件が出てくるので変えたという話もあった。Twitterぐらいは分からないと思った可能性もあるが、再度使い出したのはやはり何らかの心理的変化があったと考える方が自然だろう。

なお、iesysの原形になったというegserviceも2011年の末頃に開発開始したようである。片山氏によるとegserviceは乙社業務効率化用に開発していたとのことだが、当時は全くiesysの発想は無かったのだろうか。2011年「末頃」が正確にはいつか分からないが、旧本名使用開始と時期的に近いのは、egserviceの正体と共にやや気になっている。

また、第12回公判等で片山氏は映画「フルメタル・ジャケット」を取り上げて刑務所での体験の辛さを訴えていた(体験詳細は未だ不明)。しかし、何故か「時計じかけのオレンジ」は今まで全く言及がない。
弁護団におかれては、まず旧本名でのTwitterが片山氏のものであることを確認頂くとともに、旧本名での開設意図と「時計じかけのオレンジ」に関する彼の思いもご確認頂きたいと思う。

以上
[追記]
本文にある記事以外の旧本名Twitter関連の主な記事リスト。
”被疑者旧本名でのツィッター ”2013/11/16(土)
”旧本名ツィッターまとめ”2013/11/17
Twitterの更新”2014/5/21 (PC版の壁紙はこの記事中にキャプチャ有り
Twitter分析 ”2014/5/23
”旧本名Twitter時刻(リツィート時刻入り)”2014/6/30 
 (ツィートとリツィートの正式時刻はこの記事参照・・・他の記事の時刻にはズレ有り

追記以上