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新たな「秘密の暴露」に関して

wamogaさんから非常に詳細な検証のコメントを頂いた。
内容についてご意見・質問等ある方は、wamogaさん宛にコメントされるなどして論議いただければと思います。

当方が注目したのは、”(その3)片山氏の自白に「秘密の暴露」はない”の件。
丁度今回公判(第12回)で「はちま起稿」への犯行予告書込みとそれに関して2chにスレ立て代行依頼したことを片山氏が認めた。
その際に、「はちま起稿」書込みもCSRFだったということが明らかにされた。
これは「はちま起稿」への書込みを取り上げたsatoru氏ブログも言及していないし、当方もTorで直接書き込んだと考えていてCSRFは念頭に無かった。
弁護団も今回初めて確認したようであるから、開示証拠にも無いと想定され、警察・検察側もノーマーク状態だったことが考えられる。(或いは知っていても特に取り上げる必要ないと云うことで無視か)

よって、”「はちま起稿」への書込みがCSRFである”というのは「犯人しか知らない秘密の暴露」に当たると思われる。これが当方見解になる。
後は実際に「はちま起稿」書込みがCSRFであったことを確かめる必要があるが、例えば以下の様な観点から調査可能と考えられる。
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(1)はちま起稿のアクセスログが残っていれば、IPアドレスから踏み台にされた人を割り出し事情を聞いて、その人が書き込んだのでないことが分かればCSRFの疑いが濃厚になる。また、「はちま起稿」のアクセスログRefererが残っていれば、それによってCSRFかどうか分かる。
(2)CSRFであれば横浜CSRF事件のようにどこかの掲示板等にCSRFを踏ませるためのリンクを書き込んでいることになる。それを片山氏が大体でも思い出せれば、該当掲示板等の過去ログ検索などからCSRFの形跡が実際にあるかどうか確認できる。
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(1)の方は時間が経っているのでアクセスログが残っているかどうか不明だが、(2)の方は書き込んだ内容の過去ログは残っている可能性があり、検証できるのではないかと思う。またCSRFであることの確認方法はもっと他にも考えられるかも知れない。

以上
[追記]
第11回公判の江川氏傍聴メモに以下の被告人質問やりとりがある。
<――あのメール(当方注:真犯人メール)で十分とは思わなかったのか 
onirogoshijuzo2にアクセスした証拠はないので、もしかして検察が(アクセス履歴を)隠すかもしれないので十分ではない>

これは送信者が犯人であるという証明の話であるが、片山氏自身もonirogoshijuzo2へのアクセスや、一般には明らかにされていなかった予告文内容(首相官邸と解放同盟)の暴露だけでは不充分と考えていたことになる。
しかし、本文に記したように”「はちま起稿」への書込みがCSRFである”ということだけでも今まで知られていない秘密の暴露になるのである。

また、沢山の犯行を行っているのだから、知られていなかった秘密が必ずあるはずで、小さなことでも犯人しか知り得なければ「秘密の暴露」には十分使える。
こういうことに気が付かないというのが片山氏らしいと云えるのかも知れない。

なお、同じ江川氏記事に以下のやりとりもあった。
<――行動がだんだんエスカレートしていったのは分かるか 
はい。横浜CSRF事件が入り口。それがうまくいってしまったため、iesysで事件を起こし、警察を挑発する声明メールを出し、自殺予告、謹賀新年メールと…。> 

「横浜CSRF事件が入り口」とあっさり言ってしまっているが、真実ではなかったことになる(「はちま起稿」の方が先)。この辺も片山氏は簡単に考えすぎているのではないだろうか。
真実を述べる場合は徹底して全部明らかにしないと、後で一部分でも虚偽が発覚すると証言の信憑性は格段に低下する。この点に早く気づくことが必要だろう。

なお、時期的に更に先行する2ch事件については片山氏ではない可能性が高いとは思うが、少なくとも犯行声明メール作成時には2chアクセスログ開示スレを見ており、2ch事件もすぐ隣のレスなので当然気が付いていたと考えられる。
予告文に相当の類似があることは一見して分かるはずなので、それを見てどう思ったか参考に知りたいところである。(公判で聞く内容ではないので、弁護団会見或いは本人手記などで明らかにされると、片山氏の犯行予告行為に対する考えなどを推測する手がかりになるかも知れない)

追記以上