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第12回公判関連

コメントで情報を頂いてビデオニュースと江川氏傍聴メモを見てみた。
それらを考察する前に昨日掲載した2chに傍聴記録を書いたと思われる人が翌日も書き込んでいたので参考としてご紹介。
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651 :2014/07/10(木) 12:01:17.61 ID:+amJbMybi
もう諦めろよ。 
この件で警察、検察を責めるのはもう完全に無理スジになった。 
昨日傍聴して思ったのは何よりも佐藤弁護士が戦意喪失してる。 
警察、検察を批判するよりも片山ゆうすけを反省させて再犯防止することだけを考えている。 

あと一言言えば警察、検察の最大のチョンボになった可能性のある重大な事実をみんな忘れてる。 
片山ゆうすけが荒川河川敷にスマホを埋めて逃亡したときのこと。 
本来なら、スマホ発見の報道は片山の身柄を確保した後でするべきだった。 
それを一部のマスコミが報じてしまったために片山の逃亡を招いてしまった。 
警察は当然に記者クラブマスコミに内輪だけで発表したんだろうが、誘拐報道のように報道規制をするべきだった。 
つーか、そのための記者クラブだろう。 
こういうときに情報漏洩をコントロール出来なかったら何のための記者クラブかわからない。 
警察のミスなのか、一部のマスコミのノータリンのせいなのかわからないが。 
誤認逮捕とは別に本当はここがもっと糾弾されなきゃいけないんだけどね。 
劇的な展開で片山の身柄を確保出来たからみんな忘れてるけど、片山が自殺死体で発見されてた可能性もないわけではなかった。 
ここはウヤムヤになったな。 

674 :2014/07/10(木) 12:57:07.70 ID:+amJbMybi
>>671 
最近は関心が薄まって、2、3倍程度の倍率で当選確率は高い。 
再逮捕直後は軽く10倍は越えててまず当たらなかった。 
公判自体は片山の犯行動機解明のための本人供述がメインなので面白いと思う。 

684 :2014/07/10(木) 13:28:41.12 ID:+amJbMybi
警察や検察が悪いのは間違いない。 
しかし、片山ゆうすけの公判でそれを主張するのは無理スジ。 
そういうことだ。 
警察や検察の悪行を主張するなら別の場で。 
例えば国家賠償請求訴訟とかな。 

ただ、今回の被害者は自分でいかがわしいサイト(当方注:2chでソフトウェアを探すスレのことか)を閲覧したなどの落ち度もゼロではない。 
検察がマスコミに指令してセカンドレイプ的な記事を書かせることもありうる。 
逮捕時に捜索して得た誤認逮捕者の恥ずかしい個人情報をリークすることもありうる。 

 結局、この大阪の誤認逮捕者のように、警察や検察は恨まない、片山のみの厳罰を望むと主張する奴しか表に出て来れないといことになるんだがな。 
2ch抽出以上)
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以上の中で次の記述は実際はどうなのだろうか。
>昨日傍聴して思ったのは何よりも佐藤弁護士が戦意喪失してる。 
>警察、検察を批判するよりも片山ゆうすけを反省させて再犯防止することだけを考えている。 

佐藤氏は会見でCSRF事件前の「はちま起稿」への犯行予告書込みも片山氏が認めたことを述べて、警察の捜査に対して「(事前の犯行もあるのだから)ちゃんとやって欲しかった」という趣旨の話をしていた。
まだ警察・検察への批判を諦めたとは言えないように思う。

また、江川氏傍聴メモの最後の方に佐藤氏による被告人質問のやりとりがある。
<――我々は精神鑑定を求めているが、検察側はS医師やM医師の診断書もあり、早く結論を出して服役した方がよいと言っている。 
早く社会復帰したいのはその通りだが、私自身がよく分からない。なんでやっちゃったのか、自分でも説明ができない。悩みはあったが、社会人としてある悩みで、犯罪に走らせる悩みではない。趣味も持っていた。にもかかわらず、なんでやっちゃったのか、自分でも分からない。それを解明して欲しいと望む。 >
これも実質的には「検察側が心理的な面を十分検討せずに幕引きを図ろうとしている」という検察批判にも受け取れる。

当方個人的には、弁護団と被告人で合意した上で、以下のように対応を分けることも有りうるのではないかと思う。
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(1)弁護団・・・被告人に真相を洗い浚い述べさせて、被告人の問題を明らかにするとともに、警察・検察の数々の問題点も明確にしておく。
(2)被告人・・・包み隠さず真実を述べて、言いたいことも全部言った上で精神鑑定を受けて自分を見つめ直し、真の反省と謝罪が出来るようにする。
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弁護側はこれまでの完全否認という経過があるため、状況が一変した中での弁護方針には難しい面も多いと思われ、実際の方針がどうなるかは分からない。
しかし、今後の公判は被告人質問中心になるようなので、まずは真相を全面的に明らかにする方向になるのは間違いないと思われる。

ただ、佐藤氏会見によると「はちま起稿」について聞いた際のこととして、片山氏が「こんなことまで言わなければいけないんですか?」と躊躇していたとのこと。
反省の念を表すためには全体を正直に話すことが必須。
事件になっていないとはいえ、一連の犯行行動の始まりは重要であり、それを後で「実はこうでした」というのでは本当に真実を語っているのか疑問を持たれてしまう。。
それなのに今になってもまだ躊躇するというのが相変わらず理解し難いところだが、弁護団の後押しも得て全部話してもらいたいと思う。

以上
[追記]
佐藤氏が明らかにした「はちま起稿への書込みもCSRFだった」というのは今まで知らなかった情報。
まだまだ事件全体の真相の奥は深いと思われる。
被告人質問は裁判官に聞いてもらう場として重要であるが、前回会見で佐藤氏が言及していた片山氏が書いているという生い立ちからの話も何処かの時点で手記のような形ででも公表することが望ましいと思う。

追記以上