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6月9日会見(開発場所)

本日は公判が行われ、弁護側記者会見も行われるようである。
それは映像アップされてから検討するとして、6月9日会見の続きであるが、佐藤氏が公判部副部長検事の発言を紹介している。
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30分頃~
平光検事いわく「検察官は自宅では作成してないなんてことは一言も言って来なかったじゃ無いか」、「それは証拠が無いから言わなかっただけだ」。
それで私の方で切り返して、いやいやそうは言われなくて、専ら派遣先でやられたように言われてて、それでしかもそこでの仕事はやってなかったと、検察官は主張なさってましたよ。
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結局検察側は「自宅でやってないとは言わなかった」という言い訳しかなかったようである。
野間氏が「それなりの成果物」や「業務の記録」などの立証を公判で行って、検察側がこの言い訳を公式にするところを見たかった気もするが、それももう無いだろう。

なお、殆どが自宅開発となると、「心療内科受診」が詐病だったかどうかという点にも絡んでくる可能性がある。
片山氏は業務でのスランプ状態が続いていて、7月11日初受診した。
心理的にはうつ気分か、うつ状態に近かったのではないかと推測されるが、以前紹介した「職場うつ」のような状態だったと考える事ができるだろう。
そうなると詐病でなくても、自宅では調子が良くなって好調にトロイ開発ができて、職場ではスランプ状態で気分が落ち込むということが繰り返されたのかもしれない。(ただし、日々の気分の落差が相当大きくなりそうで、症例的に有り得るかどうかは不明)
また、検察は「適応障害」と言っているので、詐病ではないと捉えていると考えられるが、未だに主治医の尋問日程は決まっていないようで、それより先に精神鑑定(心理鑑定)で開発当時の精神状態も明らかにされるかもしれない。

なお、本日公判は被害者の方々が出廷されるということで、片山氏の謝罪と反省がどのように表されるか注目される。
それに加えて、被告人質問で事件の真相も少しは出てくるかもしれないと期待している。
色々知りたい謎があるが、片山氏心理について気になっていることの中で「12月22日のアリバイ」がある。
昨日紹介したように片山氏は捜索令状に雲取山に関する押収物が書いてなかったら、雲取山に登ったことさえ見つかっていないと考えていたとのこと。
江ノ島でも監視カメラに気付いておらず、見つからないと思っていたと言っている。
実際首輪を付けた後もゆうゆうと江ノ島に滞在してから帰ってきている。

雲取山でのUSBメモリタイムスタンプは、埋めたと称する紅葉の初め頃に合わせた10月13日だが、その日のアリバイを片山氏は主張していないようである。
しかし、江ノ島のSDカードだけはアリバイ偽装のために12月22日にした。
江ノ島でも見つからないと思っていたのに、何故これだけは合宿参加写真という明確な証拠でアリバイ主張できるようにタイムスタンプ偽装にする気になったのか?

また、他にもパズル用等で12月31日と1月4日などにも作成ファイルが多々あるが、以前当方で検証してみて、タイムラインからするとタイムスタンプ偽装は行われていないように見えた。(大晦日はタイムスタンプ偽装せずに、写真のような直接証明できるようなものではなく、他には母親しかいない自宅で「紅白歌合戦を見ていた」という不明確な形でのアリバイを主張したことになる)

何故江ノ島のSDカードだけ偽装したか。やはり、江ノ島では捕まることもある程度は考えたのか。それとも単なる気まぐれか、或いはその時の何らかの直感のようなものだったのか。
今後片山氏の説明が待たれる。

以上