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神奈川新聞と川崎駅

心理面が続いたので、別方面の話。以下の江川氏記事は注目事実が結構ある。
その中で「検察側見立てでは、1月4日の神奈川新聞は川崎駅で購入」との件。
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"保釈直後の片山氏インタビュー"江川 紹子 2014年3月16日
――・・・4日は検察が「川崎に行ったんじゃないか」と。川崎駅でこの日の神奈川新聞を買ったのではないか、という見立てのようですが。 
川崎に行った覚えはありません。それについて証拠として出てきているのが、地下鉄の映像だけなんですね。僕が、最寄り駅から地下鉄に乗って大手町駅で丸の内線に乗り換えて東京駅まで行ったところまでは、防犯ビデオ映像で出ているんですよ。僕、東京駅はよく行くんです、駅中の店で食事しに。たぶん、その日はそれ目的で東京駅に行って、午後は秋葉原にいたと思います。それだったら、東京から山手線もしくは京浜東北線に乗って秋葉原に行ったというのが、僕の一番ありうる行動です。検察の主張としては、僕が携帯で東海道線で川崎駅までの経路検索をしたことになっているらしくて、東京から川崎に行って、『10時台に川崎駅周辺にいた』と言っているんですけど、証拠が地下鉄の映像しか出ていないんです」 

――JRだってあちこちにカメラがあるじゃないですか? 
JRの映像は出ていないんです。・・・検察が言うように、神奈川新聞を手に入れるためだけに川崎駅に行くとするとしたら、切符も川崎駅まで買わずに、ホームで新聞を買って、とんぼ帰りすることは可能です。でも、そうだとしたら、川崎駅の防犯ビデオにも写っているはずです。とにかく、東京駅、川崎駅、秋葉原駅の防犯映像が出ていないんです。なぜ地下鉄だけなのかという疑問があります」 
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JR川崎駅には東海道線京浜東北線南武線の3路線で計3本のホームがあるが、何とホーム売店東海道線に一つあるだけ。
通勤ラッシュが凄くてホームもそう広くはないから、売店の設置を抑制しているのではないかと考えられる。
ただ、片山氏は東京から東海道線で行ったと検察は見ているようで、その点ではホームに売店があることになる。
しかし、川崎駅ホームには沢山の監視カメラが設置されている。売店前にもある。
以下に写真を示す。なお、売店で神奈川新聞は売っていた。
イメージ 2

東京方面側のカメラAが売店方向を向いている。ただ、カメラAの軸線方向を延長すると売店の手前ぐらいでホームに落ちていたので、売店で買っている人がどれぐらい映るかはカメラAの画角によるだろう。
それでもカメラB、Cなど、他にも沢山のカメラがホームに取り付けられているので、ホームを移動している内にどれかのカメラに映る可能性大。(Bはこの写真に写っていない手前側階段を主に狙っている角度のようで、Cは写真奥側に向いている。当然横浜方面側にも多数の監視カメラが有り、横浜側だけ売店裏手辺りに全周タイプドーム型も1台あった)
更に片山氏の当日着衣は地下鉄の映像で把握できているから判別しやすくなる。

また、ホームから上がった所の乗換通路兼改札前広場にも売店とJR系コンビニがそれぞれ一つずつある。
しかし、階段やエスカレータ・エレベータは、監視カメラが昇り口と降り口に配置されて、特に厳重に監視されている。
ホームから昇り降りしたら、まず間違いなく監視カメラに捉えられる。

東海道線で10時台とまで特定されていて、ホーム監視カメラの全映像を調べることは十分可能だろうから、映っていたかどうか検察側に早急に確認を求めるべきと思う。
なお、全部のカメラが撮影していなくてダミーもあるかも知れないが、撮影していたカメラの特定も求めれば良い。そうすれば死角がどれぐらいあるかもわかる。
(ただ死角をきっちり選んで移動するぐらいなら、神奈川新聞を使わなけれな良いわけで、普通に移動していた可能性も大)

加えて、該当売店の横にグリーン車が止まる。東京方面行きのグリーン車が止まっている写真を示す。
横浜方面もグリーン車の設定号車(4号車5号車)は同じで、先頭も常に小田原方向が1号車なので、上り下りともほぼ同じ停車位置になる。
イメージ 1

東京-川崎間でラッシュ時でもないからグリーン車には乗らないだろう。
そうなると、普通車から降りてグリーン車位置相当の売店まで行って購入し、また普通車位置まで行って東京行きに乗ることになる。(グリーン車の中を通って移動する手はあるが、そこまで考えたかどうか)
ホームで移動していると上下線とも監視カメラが多いから、映る可能性は非常に高くなると思われる。
更に、東京方面に戻る際に目的地は秋葉原ということで、時間は掛かっても乗換がない京浜東北線を使った場合は、一度ホームから乗換通路に上がって乗り換える必要があるので、前述のように階段やエスカレータの昇り降りでもっと映りやすくなる。

また、売店では販売の際に商品のバーコードを読み取るが、新聞にはバーコードがない。
しかし、新聞はタッチパネルに項目があって、それを押して販売登録すると同時に金額を表示する方式だそうである。
項目は新聞別か金額別かは不明だが、新聞別なら特定容易。
もしタッチ項目数を減らすために金額別になっていたとしても、都合の良いことに神奈川新聞は120円。
産経新聞100円、東京新聞110円で、後の全国紙やスポーツ新聞は130円以上になる。
120円は少ないので、金額別のタッチ項目であったとしてもほぼ神奈川新聞と特定可能だろう。
つまり、売店のPOSデータで神奈川新聞か、或いは120円の新聞(ほぼ神奈川新聞)が売れた時刻が正確にわかる。
神奈川新聞は販売部数も少ないから、その時刻のカメラ映像を検証すれば、売店購入時の後ろ向きの姿であっても片山氏かどうか検討しやすくなる。(前述のように着衣は分かっている)

ということで、もし片山氏が川崎駅に行っていれば映っている可能性が高いので、映っていなければシロの大きな証拠になるだろう。
逆に「川崎に行った覚えはありません」と明確に言っていて、行く用事もないだろうから、映像があったらアウト。
地味だが決定的な判定要因になる可能性がある。

なお、東京駅や秋葉原駅も監視カメラが多数設置されているのは間違いないから、それらの駅の映像鑑定結果も提出して貰う必要があるだろう。
もし検察側が渋れば、裁判官から提出命令必須。
また、川崎駅で映っていれば検察側は当然出しているだろうから、出していないのは映ってないということも考えられそうである。

以上
[追記]
本文のように川崎駅はホーム売店一つしか無いので、皆さんも興味がある方は川崎駅を通ったら見てみてください。

それと片山氏が川崎駅をどれぐらい知っていたかも重要と思われる。
分倍河原近辺という10月以降の派遣先への通勤で川崎駅を使っていたかどうか。
或いは普段は使ってなくても時々は南武線で川崎に行っていたのかどうか。
この辺が今後の公判で明らかにされるだろうか。

また片山氏は1月4日夜8時57分~9時19分に秋葉原のネットカフェ入店記録がある。
午後秋葉原にいて夜は又約22分間秋葉原ネットカフェという行動の意図は説明が必要になるだろう。
なお、午後から夜までずっと秋葉原にいたら延長戦メール用ファイル作成時刻のアリバイになるが、その話は今まで出ていないから、一旦自宅に帰っていると想定される。

追記以上