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ガッツポーズする状況?

「ゆたかくん2」撮影後の状況考察を行なってみたので、本日2本目記事として掲載。

1.前提としての仮定(仮定としているが当方は実際にほぼ確実な事項と見ている)
 (1)写り込みは子供の指の可能性が高く、大人と考えられる影もあるので、子供と保護者が撮影者(犯人)の右側にいたとする。
 (2)ゆたかくん(グレー)は背もたれの上にそう長くいるとは考えにくく、その後は何処に行くか分からないので、撮影後早めに犯人が抱き上げて確保し、その後自らも座って膝の上に乗せたとする。
 (3)保護者と子供は犯人が抱き上げるところか、その後膝の上に乗せたところまで見てから去っていったものとする。
 (4)去った後は、たまたまグレーと犯人の周辺に人が途切れたとする。

2.仮定からの考察
 ①保護者(と子供も)は猫が背もたれ上にいる状態で、自分たちの横で猫の写真を撮っていた人(犯人)がいたことを見ている。隠れて撮れる場所ではないから顔も見ているだろう。(但しどれぐらい覚えていたかは別)
 ②猫が撮影されたベンチ周辺で人がいなくなることは無いとはいえない。
   先日ご紹介した本年1月3日15時過ぎの写真がまさにその状況である。
イメージ 1

  ただし、上記写真でも該当場所に人が座っているし、グレーがいたらもっと人が集まり、グレーを見ながら通り過ぎる人もいたりして、人が途切れる可能性はぐっと低くなることは確実である。
  それでも検察側主張通り、たまたま周囲に人がいなくなって、犯人が首輪を装着して残りの2枚の写真を撮ったと考える。
 ③犯人は首尾よく首輪装着に成功して、検察側の主張だとガッツポーズをしたことになっている。
  「そうは見えなかった」という傍聴者の記事もあるが、それ以前に犯人はガッツポーズする状況だったのだろうか?
  首輪装着に成功しても、前述の保護者と子供には明確に目撃されている。(覚えているかどうかは分からないにしても、犯人としたら覚えている可能性まで考えて当然)
  保護者が撮った写真もまず間違いなく有るだろう。(これに関しては更に後述)
  犯人が監視カメラの存在に気づいてなかったとしても、TARI TARIなどのアニメに関連させることが出来たとしても、目撃者や写真という証拠の可能性が残ってはガッツポーズするほどの成功なのか。
  だが、犯人はそれでもガッツポーズするお間抜けな人物だというのが検察側の主張になる。
  そのお間抜けな犯人に翻弄されて複数の誤認逮捕や冤罪を引き起こした捜査当局の過去はさておいても、検察は被疑者がそういう人物だと認定した訳である。
  今後被疑者の人となりが明らかになってくる際には、このような点も要注目だろう。
 ④保護者と考えられる人物と必ず撮ったであろう写真の件は、探し出して目撃情報や写真を入手することが出来ていないと考えられ、捜査上の大きな怠慢になるのではないか。(猫だけでなく犯人の体や顔の一部などさえ写っているかも知れない、なお14:54の写真は時刻が離れているので別人が撮ったものと想定)
   首輪装着直前ぐらいの目撃者がいることは確実で写真も期待できるのだから、本来警察の得意分野であるリアルでの捜査の鋭さと粘りが今回は見られないのはどうしたことなのだろうか。

以上