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猫写真弁護側指摘と検証活動

表題の件で、弁護側の主な指摘点は概略以下のようになると思われる。

(1)「ゆたかくん2」は太陽光のもとでブレがある。
  被疑者所有スマホの撮像センサーは高感度であり、太陽光下ではブレが出ないのではないか。
(2)スマホでは普通に持って撮ると縦長写真であるのに、犯人写真3枚はいずれも横長である。
  被疑者がどのように撮影したのか検察側は証明できているのか。
(3)警察は撮影実験に何故かスマホを使用せずにデジカメを使っている。
  デジカメでは標準横長でスマホとは違うのに、なぜスマホでやらなかったのか。
   (当方注:デジカメ実施の理由は未だに検察側から示されてないと思われるが、警察はスマホ撮影ではないと判断して使用デジカメ等の証拠も掴んでいるのだろうか。もしそうではないのにスマホを使用しなかったとすれば、それだけで実験の証拠価値が殆どなくなるのではないか。なお、押収スマホは後々解析が必要になる可能性も考慮して証拠保全で実験には使用しないとしても、同機種のスマホを入手することが警察で出来ない訳がないだろう)

これに関して、当ブログで1月3日に弁護団が撮影実験を行っている場面に遭遇して撮った写真を紹介した。
その別アングルの写真があったのでご紹介。
見直してみると上記弁護側指摘を詳細検証していたようである。
自らの主張検証を当該場所・当該時刻・同種スマホで行なっていたのは、現場現物主義が行き届いていると思う。(警察もなぜこのようにやらなかったのか非常に不思議)

イメージ 1

なお、この写真を精査してみたら重要な事実がわかった。
「ゆたかくん2」で当方が指摘した背もたれ上部の段差に映る影の件である。
以下のように、「ゆたかくん2」では影があるが、弁護団の撮影時には当該部分と思われる箇所に影がない。(「ゆたかくん2」の詳細は昨日写真参照)

イメージ 2

つまり、「ゆたかくん2」が弁護団撮影時刻とごく近い時刻に撮影されたとすると、背もたれの影は樹木の影ではなく、撮影時に近くに人が居た証拠と考えられる。
更に、弁護団が撮影しているにも関わらず背もたれの影がないということは、ゆたかくん2の撮影者(犯人)以外に、もっと右横にいた人の影と推定される。
(ただし、弁護団が背もたれ上に置いたぬいぐるみの一番おしりの位置と、ゆたかくん2のおしりの位置の比較は必要かもしれない)

以上

[追記]
 (1)情報を頂いて、ダイソーで同種首輪を入手できた。分析・考察は後日記載予定。情報感謝。
 (2)kensyou_jikenbo2の方に「シロにする捜査」の件について記事を書いた。
   警察が公式報告書で再発防止策として「シロにする捜査」の徹底を公約したことは捜査のパラダイム転換であり、本来本事件への影響も大きいのであるが、余り認識されていないように思う。
  「シロにする捜査」(の不徹底問題)は極めて注目すべきポイントと考える。

追記以上