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ゆたかくん2撮影時刻

以下の傍聴記事で、被疑者が猫に接触した際の経過についての検察主張が出ている。

”楊井 人文 | 日本報道検証機構代表 2014年2月15日” 
< 検察は冒陳で、「被告人は、周囲から人がいなくなるのを待ってから、同猫に接触し、同猫を周囲の目から隠すような体勢をとり、何度も周囲の様子を窺いながら両手で作業した」と主張した。彼が猫に首輪を取り付けた犯人だと決めてかかれば、そのように見えなくもない。しかし、猫と向き合って撫でていただけなかもしれないし、そうした体勢をとっていたのは1分にも満たなかったように思われ、そばを行き交う人も絶えずいた >

この中の「1分にも満たなかったように思われ」る時間は、従来の話では15:09~15:11の約2分間とされてきた時間と同じと捉えて、当方は2分間で考える。
ただ、厳密に秒まで考えると、例えば15:09:59~15:11:00だと1分1秒になる。
2分と1分の違いは大きく、この辺も検察発表がそもそも15:09~15:11とすると正確性に欠けることになり、監視カメラは秒まで出るのだから秒付きで出すべきである。

さて、当方が本記事で問題にしたいのは「ゆたかくん2」の撮影時刻である。
検察側主張の撮影順は、「ゆたかくん2(背もたれ上)→装着ッ!(座面)→ゆたかくん1(座面)」になる。
では、ゆたかくん(グレー)はいつ背もたれから座面に降りたのか?
検察側・弁護側ともこれに言及していないのではないだろうか。
(しているかもしれないが当方は情報なし)

これが重要なのは、当ブログで紹介したようにゆたかくん2には人の指のように見えるものと、更に別の人かも知れない影が写り込んでいるからである。

イメージ 1

もし指だとすると座面の高さや指の細さを考慮して子供の可能性が出て来る。影は樹木も考えられるかもしれないが、それでも指が子供なら当然保護者が近くにいたと考えて良いだろう。

それで、仮に被疑者が犯人とした場合、背もたれ上のゆたかくん2を撮影した後、ゆたかくんを抱き上げて自分は座面に座り膝の上に乗せたとする。
そうすると、指や影が写り込んでいた人はまだ周囲に居たのではないか。

「人がいなくなるのを待ってから」という検察主張と話が違ってきそうである。
よって、「ゆたかくん2 → 装着ッ!→ゆたかくん1」のそれぞれの撮影推定時刻を出来るだけ正確に公表してもらいたいものである。

なお、背もたれ上のゆたかくんを抱き上げて移動させないで、座面に降りてくるのを待っていたとすると、いつ降りるか分からなかったはずである。
また降りた後座面に来ないで何処かへ行く可能性もある。
やはり抱き上げたのだろうか。

それと、背もたれ上などから座面への誘導にキャットフードを使ったようなことも考えられる。
被疑者が犯人であるかどうかは別にして、被疑者はゆたかくんにキャットフードをあげたりしたのか?あげた場合の時刻はいつ頃か?(14:50写真のキャットフードの検討にもつながる)
しかし、取り調べしてないから検察側はこの情報も持っていないのだろう。困ったものである。

以上

[追記]
司法面の記事を掲載するために、分離して「kensyou_jikenbo2」というブログを開設。
(未だ生きているメールアカウントとイメージが似てしまったが無関係)

本日第一回記事掲載。適宜書いていく予定。

司法のプロの弁護側関係者の方々などはスルーして頂いて結構ですが、第一回から当方がこれまで本事件をずっと見てきて、裁判の行方はこれしか無いのではないかという個人的見解を書いたので、それの補足を含めて最初の2~3回程度は見ていただけると幸いです。
司法面の記事も見てみようかという方は御覧ください。

追記以上