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猫写真の撮影日時(続)

(江川氏最新記事など色々動きがあるようだが、当方本日記事は昨日の続きとさせて頂く)

②時間帯に依る日照方向と影の出来方
午前中は以下の記事にある写真のように背もたれの影が座面に斜めに映る。
”犯人が猫の撮影に使った場所に行ってみた” (2013年1月5日写真)

イメージ 1

背もたれの端はほぼ真南方向を向いているので、午前中はそれが日時計の針のようになって座面に映るから時間もある程度分かることになる。影が薄くても背もたれの影は直線でシンプルだから画像処理で明るさの差を強調して調べるなどの手法も使いやすいだろう。
4日午前は容易に撮影可能時間帯から外れると思われる。
また、午後に関しては人の影などを座面に映し込む方向からの日照方向になるので、次項③と組合せて検証に使える。

③天候、猫の場所、人の位置
 (1)江ノ島の過去の天気記録は検索では見つからなかったが、横浜の天気は2013年1月3日曇り、4日晴れという記録がある。しかし、江ノ島はそう晴れていたわけではなかったようで、4日の猫の写真を見ると余り濃い影ができていない。
しかし、時折日は差していたようだから、他の監視カメラと併せて検証すれば、日が差していた時間帯も分かるので、偽装しようとしても詳細検証可能。影の濃さでも日照の程度が想定付くだろう。
 (2)4日午後に猫がベンチのところにいたのか。更にゆたかくん2では背もたれの上、他の2枚では座面にいないと該当アングルの写真撮れない。弁護側の主張では監視カメラ映像は猫の位置は判別できないとのことだが、写真を撮っている人の位置で大体分かる可能性がある。例えば背もたれの向こう側から撮ってるように見える人が複数いるような場合は、座面では背もたれで隠れて見えないので、背もたれ上にいた可能性が高い、などの推定が出来る。
 (3)当ブログで示した指の写り込み、ベンチへの影の映り込みなどで人の位置が推測できてくるから、それと監視カメラ映像と照合して、4日午後にそのようなシチュエーションが起きていたか、起きていたら何時頃で、どのような人物が撮影可能だったか検証可能。
  →(1)~(3)のそれぞれだけでは立証が弱くても、組み合わせれば確実性を増すことが出来る。

④犯人写真ファイル作成時刻
1月4日16:25が最初だから、日付偽装がなければ、それまでの帰着必要。

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結果的に、①(昨日記事)と②だけでも強力だし、更に他も併せれば1月3日午後以外は撮影不可能と認定できてしまうと思われる。
検察側に突っ込みポイントを与えることになり、弁護団はこの点に関しては方針転換をしたほうが良いと思う。

以上