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警察の事情聴取他と「今日は11月13日」

昨日のタイムライン検討に関連した事柄として、警察はC氏から1月20日に聴取を行っている。
当然A氏とB氏もヤマレコから探し出して、連絡を取って事情を聞いているはずである。

そうなると被疑者の滞在可能性のある時間帯と埋めた可能性のある時間帯の両方に渡って殆ど全部の時間帯で話を聞ける証人がいるわけである。
直接目撃情報があるかどうかは別にしても、可能性のあるほぼ全時間帯の山頂の状況が聞けるのは非常に大きいし、写真もヤマレコにアップした以外に相当枚数撮っているのはまず間違いなく、原本かそれと同様のコピーを得ている。

実際C氏からは10時51分の写真の提出も受けているし、B氏は三角点周辺の写真をもっと撮っていて、その中には埋めた可能性のある地表面も写っているかもしれない。
当時山頂に居た他の人もA~C氏の写真に写っている人(例えばC氏写真では被疑者除いて5人)の中などから、何人か探し出しているかも知れない。(ちなみに江ノ島で被疑者が猫から離れて約5分後ぐらいに写真を撮ったという人も、警察はどうやって探し出したか未だに情報が無いと思うが、何らかのルートで探し出しているわけである)。

また、三角点土台や金属シャフト(ボルト)等の寸法、地面の形状(掘り返す前の写真もあるだろう)など、詳細なデータが入手可能。
鑑識や専門家の協力なども得て、土台やボルトの3次元モデリングなどを行って、太陽角度設定するなどして影を綿密に検証も出来る。
現場情報や鑑識技術が揃って居るのだから、当方のネット取得情報でもタイムラインを概略まとめられるぐらいで、警察や検察はもっと精密なのを作成し、写真も詳細分析して地表面の痕跡や影による日時推測もできる。
埋められた想定時間帯とその根拠を提示できない訳は無いと思う。

何だったら、当方作成タイムラインのようなものをサンプルとして弁護側で作成し(流用していただいても結構だが)、それを検察側に例として示すことも考えられるだろう。
警察・検察の手持ちの証拠や情報を加えて、検察側の想定する被疑者の山頂到着と下山時刻及び埋めた時間帯(写真2が撮られた時間帯)も入れたものを作成して提出してもらえば、山頂の様子は一目瞭然になってくる。

また「江ノ島猫の撮影実験と同様に、雲取山の埋め方の実験はしていないのか?」と問うことも効果的だろう。
もしやってなかったら、あれだけ長期間捜査継続で引っ張ったのは何だったのかということになる。
実験結果が出てくれば埋める際の想定時間が分かって、タイムラインでの検証が更に詳細に出来る。

公判前整理手続の争点設定としても、以上のような提起は適切ではないだろうか。
弁護側が山頂タイムラインの提出を求めると、警察・検察の雲取山捜査と認識の実態が相当明らかになってくると思われる。
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さて、今日は11月13日。
昨年「自殺予告メール」が送信された日である。

雲取山のスケジュール感を考えるには丁度いい時期になる。
10月9日と10日に犯行声明メールを送って、ほぼ一ヶ月経過の時点。
更に犯人は11月に入って「予告犯」の単行本を読み、新聞紙で日付を示す手法を自殺予告メールで真似てみる。
この状態で先を考えるとどうなるか。

犯人の実際の心境は分からないにしても、普通なら現時点からまだ一ヶ月半以上もある元旦の頃は相当先で、それまでにまだ色々師走やクリスマスなどもある。
それなのに犯人が10月から仕込んで紅葉の初め頃に登ったなら、現時点から2週間前以上に雲取山に埋めに行っていなければならない。
しかも、12月1日でも山頂に人は複数いたわけであるが、紅葉シーズンの人出はその比ではないようだ。ヤマレコの登録数も多い。
そんな時期に2ヶ月以上先のことを計画して埋めに行っていたのだろうか。
本来のラストメッセージと云ってもいいぐらいの「犯行声明メール」を出し終わったすぐ後と云えるような時期でもある。

当方の推測では、これまでも述べてきているように、雲取山に埋めることを考えて実行したのは、「予告犯」を読んで共感を覚え簡単な手口を真似てみて、更に犯行声明メールと同じアドレス使用したことでアドレスが生きていることを察したマスコミなどから多くの質問メールが寄せられたのを見てからではないかと思う。
つまり自殺予告メールの後である。
本事件に注目して来ておられる皆さんはどうお考えであろうか。

なお被疑者の場合は、昨年は更にこれから精神的不調の深刻化や仕事が進んでいなくて実際と違う報告をしていたことの告白などが控えていた時期でもあり、
「一ヶ月半も先のことを考えられた精神状況であっただろうか?」という問題もある。
ただ、それならそんな時期にわざわざ初冬の2000m級の山に車中泊までして登る気力も起きなかったのではないかという気もするが・・・。
精神状態改善のために、何とかして気分転換を図りたかったということであろうか。
謎はまだまだ多い。

以上