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ラストメッセージ4(コメント返信など)

(昨日の記事をスマホで確認していたらタッチパネル操作ミスで削除になったため再アップ)

ラストメッセージ弁護団から週刊現代と江川氏に流れたのではないかという当方推測に対して、「穿ち過ぎではないか?」という趣旨のコメントを頂いた。
ラストメッセージの入手経路については、事件とは直接関係ないとはいえ、今後の裁判の行方は佐藤弁護士の腕と作戦が大きく影響するのは確実。
証拠の使い方などは佐藤氏の思惑と手法を考えるためにも重要と思われるので、入手経路の件をもう少し検証してみる。
まず、週刊現代不定期で特集を組んできており、それが何回ぐらいに達しているか調べるため履歴を見てみた。

そうしたら週刊現代」2013年5月11・18日号の記事が第10弾と銘打たれていた。
 ”連続追及 第10弾PCなりすまし事件 特別対談佐藤博史×江川紹子
  警察と検察 史上最悪の「冤罪捜査」を問う”

題名だけでもうお分かりのように、特集回数調べるどころか、この記事で”現代・佐藤氏・江川氏”と関係三者揃い踏みなのである。
相当な信頼関係が構築されているものと推測され、やはりこのルートではないかと思われる。(一応回数の方はラストメッセージで第12弾に達したようである)。
ただし、当方は検察の秘密主義が本事件における司法の重大問題と考えており、ラストメッセージ公表に尽力した人達(多分この三者)にはGJ!と評価したい。

なお、警察・検察はラストメッセージをリークできない特殊事情もある。以下の警察庁長官を揶揄し命令している部分があり、彼らはとても全文は出せない。
この部分だけ伏せ字にしたり省略すると違和感があって、詮索されるばかりである。身内からはとても出せず、弁護団からが適切であった。
 <(警察庁長官名)様へ 
   たしか就任直後から「2ch潰す」とか「ネット規制する」とかいろいろ言ってますね。 ・・・
   あなたの大好きな検閲・規制・弾圧がいっぱいでまさに理想の国ですね。 ・・・
   というわけで、貴様は今後発言するときは語尾に「アル」を付けて喋ること。(命令) >

さて、ラストメッセージの中身でもコメントを複数の方から頂いている。まず一つ目は以下の内容。
 ラストメッセージでは、絶対に自分は見つからないと言いながら、逮捕されても自白しないと矛盾したような事を言っている。次なる誤認逮捕の仕掛けをしているのではないか?
 →当方は犯人が「否認なり黙秘なり適切に対応する自信はありますよ、今度は負けませんよ」と書いていること自体が、「捕まってもいい」という心境に結びつくと推定。
   リアルに出たのは警察の捜査能力を試しておちょくるという意図もあったかもしれないが、少なくとも江ノ島は挑戦というより捕まるのを殆ど覚悟してたとしか思えない無謀さ。
   そして「捕まって取調を乗り切る」ことを最終的挑戦にしたいという意識も犯人の中にあったのではないかと推測する。
   
rec*lde**des*さんからは以下のコメントがあった。   
 >犯人は、ラストメッセージで、「夏からやっている連続犯行予告もそろそろ飽きてきていて次の展開に行くタイミングを計っていた」と有ります。・・・やる気満々ですね。
   被疑者氏が派遣先を異動した10月には、iesys.exe以外のトリックを使用した次の段階に入ったと考えています。(遠隔操作はやめ、メールによる犯行声明となる。)
   →9月までで遠隔操作が無くなったことは事実。iesys.exeも三重の事件で発見されてしまった。10月からは何かやろうとすると新たな手法を取ることが必要な段階であった。
    そこでTorによる発信元隠蔽は引き続き有効であったので、Torによるメールを選んだと推定。

    なお、被疑者は、一旦派遣先を変わっても12月初からはとうとう休職せざるを得ないぐらい精神的不調が悪化している。10月11月はそれが進行していた時期だったであろう。
    最終的に11月頃は業務が出来なくて日報に嘘の報告を書き、それが隠しきれなくなって申告して12月から休職に至ったというのは弁護側も認めている経過である。
    つまり、被疑者が犯人とすると精神的不調が進行していた時期に、ラストメッセージによれば次の展開への意欲を持っていたことになる。
    実際に自己顕示も含んでいると思われる犯行宣言メールや(真偽は分からないが)「漫画の登場人物を真似てみた」という興味本位とも思われる手口を含んだ自殺予告メールを出している。
    これも又相反する心理状態が出現するという不可解な「心の病」を推定する根拠と当方は捉えている。(早く精神鑑定や精神分析を受けさせてあげたいものである)   

aaaさんからは以下のように頂いている。
 ラストメッセージの<真犯人ではなく、新犯人を・・・>という部分がやはり気になりますね。この時点でさらに誤認逮捕を仕掛けていたのではないでしょうか。
 →その文章の上に<それとも、犯人候補の中からあてずっぽうに選んでお得意の自白強要しますか? >とあって、
   「90億件から絞り込むと犯人候補は相当数出てくるだろうから、その中から警察はまた新たな誤認逮捕者が出すことになる」という意味での「新犯人」か?   

江ノ島猫の写真に関するコメントも頂いた。
 >15:16の首輪装着の写真は、私はウェブでは発見できませんでした(ご存じでしたら教えてください)。まず14:54と15:16に猫の写真が撮られているところが防犯カメラの映像に写っていないと検察情報は信じられませんね。
 →これは当方も早く見たい映像と写真。特に15:16の観光客が撮ったという写真は当方も見つからなかったので、次の公判前整理手続などでどのようなものか明らかになることを期待。
  また、14:54と15:16の写真を証拠とするためには、その写真を撮っている人が同時刻に監視カメラ映像に映っているはずだから確認が必要というのも同感。
  (別途コメントを頂いたsdhjskj さんも同様見解を持っておられるようである)
  それでも、時刻特定写真の存在まで疑うと手がかりがまるで無くなって推測ができなくなるため、有ると仮定しているというのが当方の状況。今後想定と違う証拠が出てくればそれに沿って再検討することになる。

  なお、当ブログ7月6日「江ノ島の謎1(猫と監視カメラ映像)」においても以下の記述をしている。
  「監視カメラの映像は、単に被疑者が広場で猫の周囲にいて、首輪を付けたかどうかの時間帯だけが有効なのではなく、その後の猫撮影の動向や猫の位置の確認など多くの効果がある。
  また、猫を撮影した画像が寄せられた時に、画像や日付などの偽造が無いかどうか判定するためにも、監視カメラに写真や動画を撮った人も一緒に映っていれば真偽が確認しやすくなる。」
  
  更に、7月15日記事「検察の証明に関して(検証2)」では以下の点を記しており、写真も参考に再掲する。
  「被疑者が猫の近くにいるときに、猫が背もたれに乗っていたかどうかを確認するのは重要な検証になる。また被疑者が猫が背もたれ上にいる時に写真を撮るような動作をしていたかどうかもポイントとなる。」
イメージ 1
  警察・検察は被疑者による撮影角度が犯人写真と同様と見られ符合するという主張をしている。
  しかし、、上掲の中央写真で背もたれ上に猫がいる時刻に、被疑者が写真を撮っている姿が監視カメラに映っているかの方が確実な検証になるだろう(この猫は普段殆ど動かない)。
    
  結果的にこれ程影響力の有る監視カメラ映像が、1月3日に撮られているにも係わらず、多少のプライバシー保護用修整などは必要あるにせよ、7月10日まで開示しなかったというのは検察の過剰な秘密主義に問題有り。
  「捜査継続」が理由であったが、監視カメラ映像の公開がどのような影響を及ぼすと考えたのか、具体的説明が公式にできるのだろうか。
  多分無理ではないかと思われ、不必要な隠蔽を行った検察のやり方に対して裁判所がどのような対応を見せるか。これも裁判の行方に関係する重要な要因であると考えている。
    検察と裁判所の関係を重視して、検察の言い分や事情を大目に見る方向で行くのか、裁判長も自ら「異例、異常」とまで発言せざるを得なかった検察のやり方を結局容認するのだろうか。

また、直接犯人性に結び付くものではないが、犯人像の参考になるかと思い、以下の考察を行ったこともある。(ブログ記事には未記載)
「首輪の有り無しで写真二つでも良いのになぜ三つあるか?」→有無の写真以外は正面からの写真である。これは江ノ島には猫が複数いるから特定しやすくしたものと受け取れる。
つまり、犯人は基本的に几帳面で親切であると推測される。
これは、雲取山USBメモリ写真で、少し穴を掘っておいて埋設場所を示したことも同様と思われる。(警察はそれでも見逃したが)
  
更に、猫の正面写真の方は以下にある被疑者の話からして、被疑者は顔に特徴があることをよく知っていたことが分かる。
     ”被疑者の素顔を弁護人に聞く” 2013年2月19日
     <私が、あの猫について聞くと、「(顔の模様が)ハチワレで…」となどと、色のことを説明し始めるんです。あの猫の写真を撮ったかどうかを聞くと「撮ったかもしれません」と。
    なぜかというと人なつっこい猫で、「膝にのっけたかもしれない」と言うわけです。>

以上