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本日注目点(第三回公判前手続)

いよいよ本日は第三回公判前手続。
弁護団の要請が通って公開されるかどうかだが、前例はあるのだろうか。裁判所がどう判断するか。
さて、本日当方として注目しているのは、今までの疑問点整理も含め以下の様な点。(今後の究明も含む)

1.遠隔操作
  ・検察は場所やPCを特定するか。「東京都内又はその周辺」、「インターネットに接続したPC」のままで押すのか。
   もし派遣先PCと特定したら、日曜日の遠隔操作場所がどこか特定できるか。
   また、勤務時間中の全ての遠隔操作犯行時間帯で被疑者は派遣先PCを操作できたと無理なく説明できるか。
   (会社では会議や打ち合わせ等も多い)
  ・証明予定事実記載書(第三部)提出後の記者会見で、弁護団は一言も遠隔操作の検察証明について
   触れなかったが、検察は遠隔操作の証拠(アクセスログなど)を出しているのか。
  ・したらば掲示板や派遣先、自宅、ネットカフェ、スマホ等のアクセスログはどのような内容や期間で残っているか。
   証拠開示請求により、押収したログはすべて出てくるか。(出てくれば弁護側も専門家検証できる)
  ・第二部提出(6月28日)後の記者会見で、弁護団が触れていた検察の「ネットカフェでの動作実験」の主張に関して、
   第三部後記者会見では話が出なかったと思うが、これの証拠は開示されているのだろうか。
   動作実験したネットカフェ店舗は今まで報道に出ている店と同じか(毎回25分程度しか利用していない)。
   またその店でTorは使えたのか。
2.メール等
   ・遠隔操作だけでなく、10月からの派遣先変更後に出されているTorメールの送信場所とPC特定するか。
  ・元旦メールなどのアリバイを崩せているか(メールは計5回出している、全て深夜帯)。
  ・落合弁護士のメール全文開示で、URLや操作説明書など非公開になっていた部分はどのような内容だったか。
  ・SDカードやUSBメモリに入っていたという「ラストメッセージ」の内容は公開されるか。
  ・2ch書込代行依頼が一度だけTor使わないで書き込まれたとのことだが、その発信元はどこか。
   Torでなくても発信元特定できなかったとしたら理由は何か。
3.被疑者反応
  ・監視カメラ映像や同僚の「C#使用を見た」証言など核心部分の証拠を示されてどういう反応をしているか。 
   証言者はC#使用を見て被疑者に声を掛けたそうだが、被疑者は掛けられた記憶はあるか、どう答えたか。
    ・VSの痕跡に関しては、弁護団説明の「ライブラリのインストールをしたことはある」と正式に主張するか。
  ・検察が「ウィルス(トロイ)の痕跡が派遣先PCに残っていた」と主張して、その痕跡見せられたら、どう答えるか。
  ・職場での環境について、「派遣先では使える時間はせいぜい一日一時間」でトロイ作成困難という主張をするか。
  ・事件関連キーワード検索の件は、どう答えるか。
  ・147件の証拠による検察側の犯人性の提示に対して、全体的にどのような反応を示すか。
  ・遠隔操作時やTorメール送信時のアリバイ主張はあるか。
  ・本日被疑者の直接発言機会はあるか。
4.江ノ島監視カメラ映像と猫写真
  ・もし本日の手続が公開になった場合でも映像は再生されて、マスコミも見られるか。どの程度の鮮明さか。
      背もたれ上の猫は判別できるか。警察が行ったという写真撮影角度の実験はどのようなもので、どんな結果か。
  ・映像は今後マスコミ通じて一般にも部分的でも開示される可能性はあるか。
  ・3時16分と云われている観光客?が撮ったという写真は証拠開示されているか。
   その写真はいつ入手したか。(逮捕前から入手していたか。或いは3月22日起訴前か、それ以降か)入手経路や入手先はどうだったか。
    ・被疑者が猫に触っていた3時前後(この時刻特定も必要)に周辺にいた人からの目撃情報などは取れてないのか。
   また、3時頃から3時16分の間でも猫の周りに人はいたであろうから、捜査当局は更に装着時間帯を狭める写真を募集するなどしないのか。   
5.C#能力及び(ウィルス(トロイ)作成
  ・派遣先同僚の「C#使用を見た」という証言はなぜ6月15日と遅いのか、検察の事情説明はなされるか。
   この証言の調書全文はどんな内容か。他の派遣先同僚や派遣元社長、社員等の調書はないのか。
     ・C#習得のために作ったようなトロイ以外のプログラムなどは発見されたか。
  ・C#のノウハウ掲載サイト(dobonさん等)の閲覧履歴はないのか。無い場合も必ず閲覧してるのでTorか。
  ・派遣先のPCに残されていた痕跡等の話は、7月10日弁護団記者会見では時間的に整理するところまで
   いっていなかったが、その後弁護団は専門家の検証を受けているか、或いはまだ1週間なのでこれからか。
   弁護団にはどのような専門家が付くか。   
  ・ウィルスの痕跡が残っていたのは派遣先PCかDropboxか、或いは両方か。その内訳はどうか。被害者PCからは幾つ出たか。
   派遣先PCなら格納されていたフォルダ名なども明確に示されるか。
   ・ヒューレットパッカード著作権の値と云われているものの詳細は説明あるか。
   ・15種類といわれるウィルスのバージョンの違いは何か。
   フリーソフトやドロッパなども含まれている可能性あるが、バージョンごとに内容が整理されて示されるか。 
    ・6月28日弁護団記者会見時、検察側はトロイは6月末までに作ったと主張しているとの説明があったと思うが、
   ウィルス作成経過について検察から推測説明はあるか。6月末までの作成期間はどれぐらいと見ているのか。
   また、ウィルス使用は7月以降でその間バージョンアップもあった模様だが、その経過説明はなされるか。
  ・iesys.exeフリーソフト及びそれらのソースコード等はSDカードやUSBメモリに入っていたようだが、証拠開示で出てくるか。(弁護側で専門家により動作解析や再現実験が出来る。
      今後行われる可能性がある弁護側のアリバイ主張に関係してくるから、遠隔操作がほぼリアルタイムか、或いはタイムラグ付けられるのかの検証を早めにやって頂きたい)
  ・CSRFの具体的手口説明はあるか。
6.その他
  ・神奈川新聞や捨てたと主張しているフィギュアの件はスルーになるのか。
  ・雲取山はなぜ5月に再捜査するに至ったか検察側から事情説明あるか。
  ・7月12日にも検察側書面提出があったと思われるが、その内容は明らかにされるか。
  ・初回逮捕時の逮捕理由は明らかになるか。3月22日起訴状の全文はどんな内容か。
  ・検察は捜査継続中を理由に証拠開示を拒んで結果的に遅らせたが、継続中はどんな捜査をしていたか。
   CSRFを除き手口共通なのに時間かかりすぎたのではないか。(継続捜査内容が適切でなければ、引き延ばし目的となる)
   初回起訴時迄にあった証拠と継続捜査での証拠を区別して、弁護団指摘の「見込み起訴」でなかったことを説明できるか。
  ・本日全体的な争点整理に入れるか。今後の整理手続の想定内容とスケジュールはどうなるか。
  ・ハイジャック防止法違反適用の議論はいつからなされるか。
   (刑が重いので本来この罪状の議論が重要になるが、他に課題が多いからこの件はいつ争点整理になるか)
  ・接見禁止はいつ頃解けるのか。

皆さんも其々注目点がお有りと思う。
本日も整理手続終了後に弁護団記者会見が行われると思うので結果を待ちたい。

以上