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弁護団の記者会見

7月10日の弁護団の記者会見ビデオを見た。
”2013/07/10 PC遠隔操作事件 検察からの証明予定事実記載書面の交付と証拠開示後の記者会見 ”

新聞記事等で紹介されていないと思われる(当方の)注目点を記す。

 (1)「パソコン遠隔操作事件」でありながら記者会見では「遠隔操作」に関する話題は全く出なかった
   →まず、弁護側の説明(殆ど佐藤弁護士)で「遠隔操作」という言葉自体が無かったと思う。当然具体的説明もなし。
     これは、検察の「証明予定事実記載書」にも遠隔操作の記述が殆ど無いのではないかと推測する。弁護側はそれに添って説明したものと思われる。
     ただ、情けないのは記者団。一人も遠隔操作に言及が無いことについて質問する記者がいなかった。
     事件の本質がわかってなさすぎると思う。検察が犯行日時場所の特定をするのかどうかは当初からの重大な課題のはず。
 (2)10月からの派遣先にて、それ以前の遠隔操作で犯行予告対象となった一部サイトにアクセスしていた記録がある
   →被疑者は派遣先(南青山?)を9月で終了して、10月から別の派遣先に行っていた(所在地の話は出なかった)。
     10月からの派遣先で、以下の三つのサイトの検索を行なっていた記録があるとのこと。
     アクセスは生IP(スマホではなくPC)。10月9日の犯行声明メールの前となる。
      ・10/3  御茶ノ水の幼稚園
      ・10/9 コミケ関係
      ・10/9 部落解放同盟中央本部
  (3)「証明予定事実記載書」の番号と記載罪状からすると、今回の書面は起訴済分全体が対象の模様
   →佐藤弁護士:「番号はこれまでの2通が、1-1、1-2で今回が3のため、全部まとめてのように見える。又罪状はウィルス供用罪も入っていて全部のようだ」
 (4)江ノ島猫の画像があるが不鮮明。ただ、被疑者が猫を膝に抱えているように見える映像はある
    →当方はあの猫を実際に何回か見たが、抱き上げている人は見なかった。基本ぐだっとしてしていて、触っても嫌がらないので触る人はみな撫でていた。
    猫の扱いに慣れている被疑者は膝に乗せることに、本人も猫も余り抵抗なかったかも知れない。
    そして、首輪を付けるには当然膝に乗せるとやりやすい。当初から膝に乗せたかも知れないと言っていたので違和感はないが、実際に映像があると被疑者不利な点として捉え得る。

以上
なお、本日も検察側から書面提出が予定されていたと思うので、それを受けての弁護側の記者会見あるか。
その際に弁護側の被疑者接見は昨日今日と行なっていると思うので、その概略報告などもあるかどうか。
或いは弁護団も7月18日の公判前整理手続に備えて、今日は記者会見行わないか。