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江ノ島の謎1(猫と監視カメラ映像)

先月江ノ島に行った際に、監視カメラに近い視点からスマホ(当該監視カメラより画角広い)で広場を撮った写真があるので以下に添付する。監視カメラから犯人写真の猫の位置までの距離約17mも記入した。
(水平距離はgoogle航空写真から約16~17mだったので16.5mとし、高さは他の写真で人間の身長との比較から約4mとしてベンチ高さを引いて約3.5mとして、直線距離を計算した)
イメージ 1

画角検証の写真も参考に再掲(7月4日記事「監視カメラ画角再検証」に掲載と同じもの・・・センターをもう少し右回りに回転させると上記のようなアングルになるかもしれない。ただし、広場まで撮ろうとすると距離があるのでワイド側最大画角では使わずにズームさせていて画角が55°より狭い可能性もある)
イメージ 2

さて、今回の事件でもし被疑者が犯人でないとしたら、どうしても大きな謎となってくる江ノ島の猫の首輪の件をシリーズで考察してみたいと思う。まず本日は、江ノ島の謎1として、監視カメラ映像と猫や被疑者の姿との関係を考えてみる。
 (1)監視カメラには猫や被疑者はどのように映っているのか、被疑者が映っていたらその時刻はいつか
   →上記写真のように、カメラ画角が足りて猫の位置まで映っているか、監視カメラは時刻特定は容易なはずである
 (2)なぜ3時~4時ぐらいの決定的な写真や映像が出てきていないのか
   →3時前(首輪なし)と4時頃(首輪あり)の写真は同じベンチの位置にいる。
    監視カメラにはその間どう映っているか(被疑者は去った後であるが、猫や周囲は映っている可能性がある)
    その間猫がずっと同じ場所にいたら、大道芸の外周で観衆が多く、撮りやすい場所でもあるから写真が沢山あるはずなのに、何故出てこないのか。
 (3)猫はずっと犯人からの写真にあるコンクリベンチ上の場所にいたのか
    →前項(2)のように同じ場所にいたら沢山写真があるのにまだ出てきていないのは、一旦他の場所に行っていた可能性はないか

これらの謎の解明には監視カメラ映像が役に立つ。
 (1)に関して
   ・猫や被疑者が写っていれば被疑者の行動が分かる(ただし、捜査1課長は「手元は映っていない」と明言)。
   ・もし被疑者が猫に触るところも映っていないようなら、逮捕容疑は何だったのかということになる?(ネットカフェ動作実験のログ?)。
 (2)に関して
   ・猫の写真を撮っている人の映像があれば、どれぐらいの数の人が写真が撮ったか大体分かる。それで写真の多寡も推測できる。
   ・沢山撮られていることが分かれば、警察・検察は収集することが求められるであろう。
     状況証拠の中でも最有力な証拠が多数あるのに、それを集めないで他の弱い状況証拠のみで有罪主張するとしたら、捜査の責任を果たしていない。
 (3)に関して
   ・監視カメラに猫が映っていれば、時系列での位置の確認も容易。
   ・もし映ってなくても、周囲の人の動き(例えば写真を撮るような動き)の解析で、猫がいたかどうか推測できる可能性あり。

この様に監視カメラの映像は、単に被疑者が広場で猫の周囲にいて、首輪を付けたかどうかの時間帯だけが有効なのではなく、その後の猫撮影の動向や猫の位置の確認など多くの効果がある。
また、猫を撮影した画像が寄せられた時に、画像や日付などの偽造が無いかどうか判定するためにも、監視カメラに写真や動画を撮った人も一緒に映っていれば真偽が確認しやすくなる。江ノ島の謎は深いが、猫が映っているいないに関わらず、監視カメラ映像は解明の大きな手がかりになり得る(画角が小さすぎると効果は落ちるが)。
このようなことで当方として監視カメラに注目して検討を続けてきている。7月10日の証明予定事実記載書第三部が出た後は、検察は監視カメラ映像などの証拠開示要求に迅速に応えることを期待したい。そして画像の一部は一般にも公開して貰いたいと思う。

(次は江ノ島の謎2)